英語専修では、まずは、小学校教諭や中・高等学校の英語教諭になるために自身の英語運用能力を高め、英語学、第二言語習得論、英語教育学などの専門的な知識を身に付けた上で、効果的な授業ができるよう英語科教育法を学びます。優れた英語の先生になるために、日々英語で読み、書き、聞く、話すことを身に付けるだけでなく、児童・生徒にわかりやすく教えられるように研究を深め、教育における実践的な能力を養います。
学びのポイント
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授業の特長
英語専修への入学後、授業は大きく二つにわかれます。１つは教職科目で一般的な教員養成の授業を受けます。もう一つは専門科目で、英語教員に求められる専門的知識を身に着け、思考力、表現力を深める授業を受けます。
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専門ゼミ
1.2年で学んだことをもとに、3年次から専門のゼミのいずれかに属し、各自専門分野を絞り、文献研究や調査研究を行い、4年次の卒論を完成させます。
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教員
現在の英語専修には5名の専任教員（専門分野：英語教育学、初等・中等教科教育法、英語コミュニケ―ション）が在籍し、学生の指導に当たっています。
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卒業研究
4年次の1月には4年間の集大成として、卒業論文を提出します。
各ゼミで学んできたことを生かして作成することになります。 -
資格取得
教育学部学校教育課程英語専修では、小学校教諭免許と中学校（英語）教諭免許の２つの免許が卒業と同時に取得可能です。さらに、いくつかの単位をとることで高校（英語）免許や幼稚園教諭の免許を取得することも可能です。
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目指すゴール
小学校全科、中学校（英語）、高校（英語）の教諭免許取得をめざしながら、教員としてのバックボーンとなる思考力、判断力、表現力を育み、優れた教師として教団に立つための力を育成することを目的としています。
取得可能な資格
独自の教育システムにより、小学校の教員免許状をはじめ、中・高・幼など、複数の免許状・資格を取得することが可能です。これからの英語教員には、英語を聞く・話す・読む・書く４技能の総合的な英語の運用能力と専門性が求められます。また、海外の大学や語学研修機関に留学し英語力を高め、TOEFL、TOEIC、英検などの検定試験も狙います。
こうした資格試験の結果は、教員採用試験でも高く評価されます。
授業科目
ゼミ
3年次からはゼミに分属し、各分野の知識を蓄えながら、卒論に向けて研究を深めていきます。
- 加納ゼミ：
基本的に、ゼミの学生が研究したい内容を卒論にまとめます。研究トピックは、広い範囲。例：効果的な授業の作り方・学習意欲の高め方・教科書研究・英文法の教え方・語彙の学び方・教員養成の在り方・新しい指導法の検討など小学校から高校までの広い範囲を扱っています。 - 大石ゼミ：
学生自身が興味のあるテーマを選択肢し、調査研究あるいは文献研究をし卒論をまとめます。効果的な語彙指導方法、効果的なリーディング指導、音読指導、言語と心理、言語と社会、脳科学と英語教育、世界の英語の分野などを扱います。 - Spiri zemi ：
Students are encouraged to decide one theme then conduct individual research related to that theme. We focus on doing surveys and conducting interviews. This year juniors have been researching ways to effectively teach reading. Students in previous years have researched the education system in Finland, textbooks in Korea, and various other themes. - 加藤ゼミ：
小中学校の外国語指導法について、実習授業も行いながらpracticalに学んでいます。外部の様々な学会や学会にも、学生時代から参加して、現場感覚を身に付けさせます。 - Crosby zemi：
As per my field of research, my zemi uses American comic books as teaching and learning materials.
時間割例（一年生前期）
| 曜日 | 時限 | |
|---|---|---|
| 月 | 1 |
【教養】映画学 異文化論 現代環境科学 数学 |
| 2 | スポーツⅠ | |
| 3 | 教師論 | |
| 4 | ||
| 5 | ||
| 火 | 1 | 初等教科教育法（理科） |
| 2 | 初等図画工作Ⅰ | |
| 3 | 英語学概論Ⅰ | |
| 4 | 英語コミュニケーション論 | |
| 5 | ||
| 水 | 1 | 基礎セミナーⅠ |
| 2 | Communicative English Ⅰ | |
| 3 | ||
| 4 | ||
| 5 | 学校ふれあい体験・介護等の体験（事前事後指導）・・・日程別途掲示 | |
| 木 | 1 |
【教養】歴史学 災害と危機管理 経済学 食生活論 ジェンダー論 |
| 2 | 宗教学Ⅰ | |
| 3 | 英語文学概論Ⅰ | |
| 4 | ＩＣＴ基礎 | |
| 5 | ||
| 金 | 1 | 教育心理学 |
| 2 | 【教養】ドイツ語コミュⅠ フランス語コミュⅠ 中国語コミュⅠ ポルトガル語コミュⅠ 韓国語コミュⅠ | |
| 3 | 英語コミュニケーションⅠ | |
| 4 | 初等国語（含書写） | |
| 5 | ||
| 集中講義 | ||
卒業研究
英語教育
- アメコミを通じて見る、視覚教材の教育への活用法について
- 教育現場における漫画教材の活用方法とその効果
- 漫画を教材として英語の授業に用いる方法と効果について
- Why do some students not like English?
- Improving Students' Skills by Watching Videos and Shadowing
- An investigation into learning through English Applications
- Comics as a English learning tool
- A dubbed English movies into Japanese
- アメリカンコミックスを用いた英語の授業について
比較文化
- Comparison of American comics and manga and how to use American comics in education
社会言語学
- Awareness of how World Englishes are Effective for Learning English
- 英語教育における非言語コミュニケーション能力養成に関する考察
英語科教育
- 小学校外国語活動・外国語科における児童の間違いに対するリキャストの有効性
- 小学校英語教育におけるCLILの有効性について
- 児童の動機付けを高めるための学級担任としてのティーチャートークについて
- 小学校の英語授業において音韻認識能力を高めるユニバーサルデザインについて
- やり取りをうみだす英語絵本の読み聞かせ方
- 小学校外国語活動で音韻認識能力を高めるための手立て
- 小学校外国語活動における児童の不安と効果的な母語使用
- 国際理解教育を重視した小学校『外国語科』の授業の考察
- 小学校高学年児童が英語を書けるようにするための指導の研究
- 英語に対する苦手意識の要因とそうさせないための授業方法について
- 生きた英語力を身に付けられる授業の在り方 ～PPP型指導とTBLT型指導の視点からの一考察～
- 生徒の英語に関しての疑問にどう答えるべきか
- 英語学習における効果的な文法指導 ～フォーカス・オン・フォームに視点を置いて～
- 小学校外国語活動のやり取りで達成感を感じさせるための英語劇の有効性
異文化理解
- 英語教育における異文化コミュニケーション能力の育成 ～小学校英語教科書の内容分析～
心理言語学
- 中学生の英語学習における学習意欲を高める授業指導について
- The beliefs for language learning
社会言語学
- Awareness of how World Englishes are Effective for Learning English
- 英語教育における非言語コミュニケーション能力養成に関する考察
音声学
- 音声を使った語彙習得方法について
進路・就職
過去3年実績 令和元年度～令和3年度
| 教員 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | |||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 教員就職率 | 実質正規採用率 | 教員就職率 | 実質正規採用率 | 教員就職率 | 実質正規採用率 | |
| 学部全体 | 72% | 75% | 77% | 74% | 79% | 78% |
| 英語専修 | 61% | 95% | 74% | 81% | 86% | 90% |
教員就職率：教員就職者数/専修卒業生数(%)
実質正規採用率：正規採用者数/教員就職者数(%)
| 就職/進学 | 人 |
|---|---|
| 企業・団体 | 21 |
| 公務員 | 3 |
| 施設 | 1 |
| 進学 | 0 |
| 保育 | 0 |
就職：セブン工業、日本郵便、羽島市、愛知県警
教員紹介
| 専門分野 | 研究課題 | 最終学歴 | |||
|---|---|---|---|---|---|
 加納幹雄 |
中学校・高等学校の英語科教育・英語の授業の作り方・英語の授業方法など | 英語のカリキュラムの作り方・英語の教員養成の在り方・英語の授業研究の方法論など | 広島大学大学院教育学研究科（教育方法学）博士課程前期修了・教育学修士 | 詳細 | |
 大石晴美 |
応用言語学、脳科学と第二言語習得論、英語教育学、世界の英語 | 脳科学の立場から見た効果的な英語リーディング指導 東南アジアの英語：発音・語彙・文法・語用 |
名古屋大学大学院・国際開発研究科・国際コミュニケーション専攻博士課程修了、博士（学術） | 詳細 | |
 Spiri John |
early childhood education, computer assisted language learning, mindfulness in education | vocabulary acquisition, mindfulness, academic writing, global issues in language learning | Masters of Science in Early Childhood Education from the College of Saint Rose, Albany NY | 詳細 | |
 加藤拓由 |
小学校英語指導法、評価方法 | 言語活動、小中連携、パフォーマンス評価 | 東京外国語大学 外国語学部 中国語学科 文学士 | 詳細 | |
 Ronald Crosby |
Communication and speaking. I like to instill speaking confidence in students. Many worry about speaking in perfect English with perfect grammar, but that is unrealistic for most students. I like to help students break through their being shy and help them to build confidence in their speaking abilities. | Using visuals, such as comic books, as teaching and learning materials. This encompasses more than language, it also covers cultural understanding. | Master's Degree from Drexel University | 詳細 |
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