茶室見学～4年生
4年生が伝統の時間に岐阜市内にある茶室・水月亭を訪ねました。茶室をじっくり見学するのも、茶室でお茶をいただくのははじめて体験する子が多い中での見学です。この日は大島淡交会教授から茶室のつくりなどについても説明をうけました。床柱をじっくりと見学し、どんな木材が使われているのか、また灯りがどのような工夫で取り込まれているか、日本人が季節を楽しみながらお茶を味わっていた様子を思い起こさせるようなお話しでした。この茶室は利休大居士11代玄々斎ゆかりの茶室です。建物は江戸末期の創建とみられる京風数寄屋造りで、幕末から明治にかけて活躍された裏千家11代玄々斎宗室宗匠が京都の東本願寺内に建築し、明治20年代に書院とともに岐阜市大門町の東本願寺岐阜別院（東別院）に移築され、裏千家の茶会に利用されてきました。東別院内の保育園舎建設に伴い、取り壊されることになったため、千 宗室家元が私財を提供し、茶室を復元したものです。子供たちに由緒あるものの価値がどのくらい理解できるか分かりませんが、見学の体験がどこかで糧になればと思います。
