ジュニア・イングリッシュ・テスト
ジュニア・イングリッシュ・テスト(JET)のパイロットテストを実施しました。JETは、米国IMET(Institute for Measurement in Education and Training)が開発したテストです。すでに韓国と中国で実施されており、英語教育が盛んな韓国では、年間十数万人が受験しています。 このテストは、暗記や読解を中心とした従来型英語学習の成果ではなく、英語運用能力を測定する事を目的に開発されたものです。英語初期学習レベルからTOEICRTESTまでのコミュニケーション英語能力の進捗過程をシームレスに確認できるテストプログラムとして大きく期待されています。
音声を聞きながら、発せられる単語や文章、会話を聞いて図と一致する内容を選ぶ形式の問題に4年生と5年生が取り組みました。JETは、ビジネス界でコミュニケーション英語の指標としてスタンダード化しているTOEICRTESTのように、小中学生においても世界共通の指標として、社会人や大学生対象のTOEICRTESTや高校生対象のTOEIC BridgeRに繋がる指標をつくるために、すでに韓国・中国で広く実施されている(韓国では年間数十万人が受験)、ジュニア向けコミュニケーション英語の世界共通テスト～JETを日本で実施しようと、今年10月から実施されます。今回のパイロットテストは全国で1万人程度が受検しました。JETは初年度は1万人、3年後には15万人の受験者が見込まれており、将来的には世界同時実施による国際間の英語力比較を予定するなど新たなジュニア英語のスタンダードとして注目されます。
