岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

古墳時代の気候変動と植生変化・人間活動の密接な関係

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古墳時代の気候変動と植生変化・人間活動の密接な関係

 本学教育学部・川上紳一教授は、岐阜大学大学院教育学研究科の内藤さゆり修了生、教育学部の勝田長貴准教授らとの共同研究で、岐阜県大垣市の荒尾南遺跡の花粉分析を通じて、弥生時代から古墳時代における気候変動と人々の生活様式の変遷を明らかにしました。古墳時代の寒冷化によって稲作が放棄され、周辺の森林が伐採されたり焼畑が行われた結果、二次林として松林が広がりました。

このことは、古墳時代の世界的な寒冷化にともなって、中部日本でも人々の暮らしや植生に大きな変化があったことを示します。

本研究成果は、国際第四紀学連合(INQUA)の国際誌Quaternary International誌に発表されました。




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教育学部教授 川上紳一  教員情報