６月のご命日法要
６月１６日（木）レビュータイム、ご命日法要が行われました。
今月の朗読は、３年３組の馬田萌々花さんによる「心の毒ヘビ」。山で悟りをひらこうとする修行者に、「お前のそばに毒ヘビがいるぞ。」と天上から声をかける天人。修行者は、近くには毒ヘビなど見当たらないと天人をうそつき呼ばわりするのですが、天人のいう毒ヘビとは、心の中にいる毒ヘビでした。それに気づいた修行者は、夜明け前に仏の真理の道を見つけるのです。
片桐先生のお話は、「寓話（ぐうわ）」について。寓話とは、教訓や風刺を暗に示した童話のようなお話のこと。「心の毒ヘビ」も、人の心の内側にある憎しみや苦しみなどを「毒ヘビ」に形を借りて表現しています。
最後に紹介してくださったガンジーの言葉
あなたがすることのほとんどは無意味であるが、それでもしなくてはならない。そうしたことをするのは世界を変えるためではなく、世界によって自分が変えられないようにするためである。」
自分の中にあるものと向き合うことで真理をつかんだ修行者の心とつながっているようです。私たちの生活にも、教訓となる考え方ですね。
