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23年度【始業式】・【新任式】

4月8日(金)に、岐阜聖徳学園大学附属中学・高等学校の始業式・新任式が行われました。武山校長先生はお話のなかで、こんなことを話されました。「宮澤賢治さんという方をご存じでしょう。『雨ニモ負ケズ』という詩を書いていて有名ですね。ご存じのとおり、岩手県花巻市出身の文学者です。実は、彼が生きた頃の岩手県も、大きな地震があって大変だったんです。みなさんはご存知でしたか。宮沢賢治は、1896年、現在の岩手県花巻市に生まれました。彼が生まれる2ヶ月前、三陸では「三陸地震」とその津波被害があって、イーハトーブの地(岩手県)にも大きな被害がもたらされました。さらに賢治の生後5日目には「陸羽地震」がおきました。この時には花巻市も震災で大変な状況だったんです。賢治は裕福な家の生まれでしたが、地震の被害に遭った貧しい人たちの悲惨な姿を目にして育ち、それが彼の生き方や作品に大きな影響を与えているといわれています。更に、1933年には「三陸沖地震」がおきます。今度は、賢治自身も地震の被害に遭います。友人からの見舞いの手紙にも、津波の被害について『海岸は実に悲惨です』と返事を出しています。皮肉なことに、この年、賢治は急性肺炎で亡くなりました。地震や津波に喘ぐ東北の寒村で、雨にも風にも負けない・・・そんな人を目指したのが、賢治の生きざまでもあったのです。『雨ニモ負ケズ』という詩は、そんな彼の人生から滲み出てきた詩なんですよ・・・」宮澤賢治さんは、農学者としても詩人としても、また児童文学者としても有名ですね。ユーモラスでありながら、どこか悲しい作品が多いのも、そうした背景が影響しているのかも知れません。「・・・みなさんが強く生きないと、日本は元気になれないんです。みなさん。一人ひとり、力強く生きていきましょう・・・」何か身につまされる気持ちになったのではないでしょうか。これからの日本を背負うみなさん。元気に生きましょう!元気に!!単純だけど、とても大切なことなんです。希望の源、情熱の源、思いやりや優しさの源、これらはみんな元気から来るんですよ! とってもととと