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4月21日【御命日法要】

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4月21日【御命日法要】

4月21日には、5101教室において御命日法要が行われました。中学1年生56名を迎え新たな雰囲気の中で出発をした本校の中学生たち。音楽法要の後、宗教部長の先生からは法話をしていただきました。「原子力発電所の震災による被害状況が、連日のように報道されていますね。今も懸命になって原発事故対策に奔走している人たちが大勢います。ところで、便利な時代が危険と常に隣りあわせだったということが、鮮明に露見してしまった事故、それが今回の原発事故ですね。スイッチを押せば電灯がつく。みんなそう思っているでしょ?でも、どうしてつくのかって考えない。その先の発電所のことまでは考えない。その仕組みについてまでは、みなさん考えていないのではないですか?大きな事故が起きた時になってはじめて、ああ、そんな仕組みで各家庭に電気が来ていたのか・・・と気づく。それが私たちの姿ですよね。このことは、人間関係についてもそのまま当てはまるんです。学校社会という人間関係の中で、何か大きな出来事やもめごとがあった時に、はじめて、何が原因でどうなってしまったのかに気付く。それまでなかなか気づかない・・・。そんなことって、今までにも無かったですか?日ごろから相手を思いやる気持ちが大切なんだとわかってはいても、それがなかなかできなかったりする。これはつまり、人間関係の仕組み、友達に対する思いやりや親切、あるいは非難や中傷が、その集団をどう変えて行くのか、変えていってしまうのか、その人間関係の仕組みを見抜く知恵が不足しているために起きるんです。私たちはそういう意味で、しっかりとした知恵を持っていなくてはなりません。・・・」このようなお話でしたね。私たちは、一人ひとりがとても尊い存在です。附属中学校は、勉学を大切にする学校ですが、それ以前に『こころ』を大切にする学校です。新入生の皆さんには、ちょっとだけ、附属が大切にするものが何なのか、わかってもらえたかも知れませんね。