学校法人聖徳学園の設立趣旨は、仏教精神を基調とした学校教育を行うところにある。
本学園は、この仏教精神とりわけ大乗仏教の精神を建学の精神とし、浄土真宗の宗祖親鸞聖人が和国の教主と敬慕された聖徳太子の「以和為貴」(和をもって貴しとなす)の聖句をその象徴として掲げ、「平等」「寛容」「利他」の大乗仏教の精神を体得する人格の形成をめざしている。
これらは、自己中心的で頑なな心を離れた「やわらかなこころ」(以和為貴)で、あらゆるいのちには、個々に性質の差のあることを認めつつ(寛容)、みなかけがえのない尊いいのちをもつこと(平等)に気づいて、他者のための行い(利他)に励むことこそ、人間として目指すべき理想であるといった精神なのです。