年長組 田植え
5月初旬にまいたもみが成長し、立派な苗になったので、田植えをすることにしました。田植えの前に、まずは土作りです。長靴を履いて田んぼに入り、土を踏みました。田んぼに足を入れるところから子ども達は大騒ぎでした。何とも言えない土の弾力に驚いたのでしょう。悲鳴のような声が上がっていました。しかし、すぐにそれが面白くなり「足が、動かない。」「抜けない。」と、友達と手を取り合い助け合いながら楽しんでいました。
午後からいよいよ田植えです。1人に2株ずつ植えたのですが、1株目は首をかしげながら取り組んでいました。2株目になると少し慣れたのか、自分でやろうとする子が増えました。午前中に味わった足での感触とはまた違う手触りに、びっくりしながらも「手がこんなになっちゃった。」と、笑顔で見せ合う姿が多々見られました。田んぼだからできる不思議な経験に大喜びの子ども達でした。このような体験も大切ですね。みんなが植え終わったたんぼを眺めていると、「元気がないね。」と、つぶやく声が聞こえてきました。そこで、魔法の言葉としてみんなが思いついたのが「チチンプイプイのプイ!早く元気になあれ!」でした。秋の収穫を楽しみに見守っていきたいと思います。