岐聖大通信Vol24

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SHOTOKU GAKUEN REPORT昭和51年4月に開校した岐阜教育大学附属高等学校として22年間、そして岐阜聖徳学園大学附属高等学校としての14年間、合わせて36年間の歴史に一つの区切りをつけることになりました。あえて、一....

SHOTOKU GAKUEN REPORT昭和51年4月に開校した岐阜教育大学附属高等学校として22年間、そして岐阜聖徳学園大学附属高等学校としての14年間、合わせて36年間の歴史に一つの区切りをつけることになりました。あえて、一つの区切りとしたのは、附属高等学校が築いた歴史は、岐阜聖徳学園高等学校と附属中学校へ引き継がれ、また、同窓生が集まり、お互いの記憶を合わせれば、そこに附属高等学校が再び甦ってくるからです。その時、附属高等学校の良さが一層認識でき、再び甦った附属高等学校への思いは、一層強くなるでしょう。そこで、育友会、同窓会、学園・学校の協力で、以下の趣旨を心にとどめるため、「Doing附属高校36」式典を行うことになりました。附属高等学校に学んだ者はもちろん、附属高等学校に関わったすべての者の願いは、「附属高等学校の良き伝統と附属高等学校で学んだことの誇りを、附属高等学校で学べたことへの感謝とともに語り継いでもらいたい」ということです。その動きを表すものとして「Doing」という名を用いました。さらに、附属高校の良き伝統は生き続けるという意味も含まれています。もちろん「附属高校」は附属高等学校のことであり、「36」は36年間の歴史を意味しています。学校祭での「この学校にきたからこそ、みんなと出逢うことができた。…36年間続いてきた学校祭で学んだ思いやりの心を引き継いでいってほしい。…災害で大変な思いをされている方がたくさんいる中、学校祭ができることに感謝し、楽しもう。その思いを感じたものだけがいけるその先へみんなで行こう」という生徒会長の言葉は心に残るものでした。文化祭では、合唱部は中学生と高校生が一つになりミュージカルを演じました。体育祭では、一生懸命動いている生徒から元気をもらえるということで、保護者OB、現保護者の方々が暑い中、焼きそばを作って生徒に差し入れをしていただきました。球技大会の後には、3年生全員で、「感謝」の気持ちを込めて、「附属中学・高校周辺の清掃」「附属小学校花壇の草ひき・花植」「附属幼稚園の窓ふき」を行いました。6人しかいないバレーボール部の最後の試合では、応援者に向かって歌った『あとひとつ』が会場に響き渡りました。このような一つひとつの動きが「Doing附属高校36」を表しています。36年間、附属高校に関わっていただいた方々、また温かく見守っていただいた方々に感謝申し上げます。(校長武山正光)「Doing附属高校36」聖徳学園レポート今年度本校陸上競技部は、4×100mリレーにおいて、2年連続全国高校総体準決勝進出を果たしました。また、岐阜県高校総体では大会新記録で2連覇、岐阜県高校新人戦でも大会新記録で3連覇を果たすなど、着実に成果をあげることができました。来年度はいよいよ…全国優勝を目指したいところです。さて本校陸上部の日々の練習ですが、特徴的なところは開始から1時間程は各自で「からだづくり」を行う時間であるということです。この時間に選手は、より速く走るための「からだ」をつくりあげる努力をします。これは骨格のバランスであったり動きのリズムであったりいろいろですが、さまざまなことを行っています。サッカーボールを蹴っている選手もいれば、キックボクシングをしたり、耐震用の小道具・柔道着の帯を使って練習している選手も……。1週間・1ヶ月の中でねらいは少し変化していきますが、選手にはとにかく「こういった走りがしたいから、こういったからだをつくりたいというものを強く持ちなさい。そのために、工夫をしなさい」ということを常に言っています。彼らは常に自分の身体感覚を意識化し、毎日の練習でも細かく工夫を重ねています。骨格・筋肉のかすかな動き、芯のブレ、足の裏の感覚…チェックポイントは山ほどありますが、日々それらと向き合っています。スポーツですので勝つことも大切ですし、大きな目標です。しかし、スポーツが存在する意味はそこだけではない気がします。選手には日々、新しい身体感覚を発見してもらい、獲得する喜びを感じてほしいと思っています。(教諭高木伸吾)日々の努力で得られる喜び附属高等学校SHOTOKU岐阜聖徳学園高等学校SHOTOKUH23.5.21岐阜県高校総体(提供:岐阜新聞)▲▲16