岐聖大通信Vol25

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コンピュータをどこまでi n t e r v i e w賢くすることができるか。それが私の大きな研究テーマ。クラウド技術の進展、スマートフォンの普及など、IT環境が日進月歩で変化する今、膨大な情報の中から私たちが本当に....

コンピュータをどこまでi n t e r v i e w賢くすることができるか。それが私の大きな研究テーマ。クラウド技術の進展、スマートフォンの普及など、IT環境が日進月歩で変化する今、膨大な情報の中から私たちが本当に欲しい情報を効率的に探すことが難しくなっています。そこで、注目されているのがコンピュータサイエンスの一分野である「自然言語処理」。一体どのような技術なのでしょうか。専門家である山本英子先生にお話を伺いました。自由研究経済情報学部economicinformation経済情報学部准教授やまもとえいこ山本英子違い、とても曖昧で、同じはプログラミング言語とです。というのも、自然言語をどこまで賢くできるか」すなわち「コンピュータること。「理解」する技術を構築すピュータが言葉の意味をを取り入れながら、コンAI(人工知能)などの知見目指すのは、単なる「処理」にとどまらず、自然言語処理の研究者として私が進多化様をな続技け術る要自素然か言ら語処理研究。されるようになりました。自動翻訳、自動要約など、広範囲に活用も過言ではなく、検索エンジン、文書の技術は今や、Webの必須技術といって挙げられますが、自然言語処理に基づく代表的な技術として仮名文字変換がローチを「自然言語処理」と呼んでいます。をコンピュータに処理させる一連のアプそして、自然言語で書かれたテキストと区別しているんですね。グラミング言語が存在するため、それらC言語やP H P、J a v a S c r i p tなどのプロなど)のこと。コンピュータの世界には、使っている言語(日本語や英語、中国語私たちが日常的にコミュニケーションでう」と思われるかもしれませんが、実は「自然言語」というと、「何だか難しそ知大識量をの獲情得報すかるらた早めくに、。的確にしきれないほどの大量の情報から必要によって、私たちは、生涯かかっても把握コンピュータとインターネットの普及夢物語じゃない。そんな日が訪れるのもコンピュータが人と対等に会話。一例にほかなりません。まさに自然言語処理技術の成果のさせられたからなのです。「Googleで検索すること」をマッチングが機械的に解析することで、「ググる」と関係や出現頻度などをコンピュータ自身これは、文章を構成している単語の共起認識しているのを不思議に思いませんか。ピュータがすでにその意味や使われ方を新たな概念の言葉にも関わらず、コンとって考えてみましょう。過去になかったします。「ググる」という言葉を例に存在したり、新語がどんどん生まれたりさらには辞書に載っていない表現がます。意味が異なる状況依存性を持ってい言葉でも文脈や使われる場面によっていきたいと思います。デアから派生する研究にも取り組んでおもしろいんじゃないか」といったアイじゃないか」「こんなサービスがあったらから「こんな情報が抽出できたら便利日々蓄積される膨大なテキストデータ好奇心おう盛な学生たちとの交流を通じ、今後、さまざまな専門分野の先生方や、本学に赴任して2年目になりますが、伝えることが、私の使命だと考えています。世代にコンピュータの可能性や楽しさを追究すること、そして未来を担う若いも図りながら自然言語処理技術をでしょう。そこを目標に、異分野との融合日が訪れるのも、決して夢物語ではないコンピュータが人と対等に会話する課題に立ち向かうこともできます。サイエンスを用いれば、大規模で複雑なめとするコンピュータ言語処理技術をはじした。さらに、自然できるようになりまを抽出することがな知識、重要な知識▲本学ではI Tリテラシー向上を目的とした「情報基礎演習」などを担当しています。08