岐聖大通信Vol26

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岐聖大通信Vol26

EN REPORT SHOTOKU GAKUEN REPORT SHOTOKU GAK岐阜聖徳学園高等学校の特色の一つである地区別懇談会が、本年も平成24年8月21日(火)?25日(土)、16会場において実施されました。今年は1年生から3年生まで、統合後の生徒が揃ったという事もあり、保護者の進学に関する質問が多くなったように感じられました。それと、どの質問に関しても今までとは違って、より内容に真剣さが見られるようになったと思います。岐阜聖徳学園高等学校になってから、多くの中学校が聖徳の生徒が変わってきたといわれるところなのかも知れません。他校ではほとんど行われていない地区別懇談会の良さは、地区毎にある問題点を提起できることと、それを解決へと導く事ができることです。全体の総会や学年・学級等の懇談会では、なかなか話し合うようなことはできません。しかし、地区毎であれば学年を越えて共通の問題点が出てくるものです。その問題をお互いに共有し、話し合いをする中で、子どもたちが良い環境で学校生活が送れるようになれば地区懇はとても意義のあるものだと思います。今後は、よりいっそう出席率を向上させ質問・提案をどんどん出していただき、より良い高校になるように保護者も協力していきたいものです。合掌(保護者会会長大井誠)本校では、「3年後、10年後の自分さがし」をテーマに、将来の夢やなりたい自分を強く持ち、主体的な進路選択ができる生徒を育てていきたいという思いのもと、3年間を通じて、「将来の夢と希望」「職業や勤労についての理解」「進路選択に備えて」など進路指導(キャリア教育)を計画的に進めています。そのキャリア教育の一環として、2年の「職場体験」を企画し、夏休みに2日間の体験をしました。受け入れは学校周辺の地域の事業所にお願いし、24の事業所でお世話になりました。事前指導として、「働くとは」を考える学活やマナー指導、職場体験でお世話になる事業所の方から仕事のやりがいや苦労などを聞く職業講話なども行いました。体験前には、生徒たちが事業所へ打ち合わせのための電話を入れましたが、面識のない目上の方とのお話などほとんど経験したことがない生徒たちにとって最初の「学習」だったと思います。2日間の体験学習では、しっかりとした返事、きびきびとした動き、笑顔、挨拶、真剣さ、集中、気配りなど、職業人として大切なことを多く学ばせていただきました。「形のないものを作る難しさを学びました。でもそこには達成感がありました。スタッフのみなさんが仕事に誇りを持っていて、私も将来こうなりたいなと思いました」と感想を書いている生徒がいました。進路に関する指導は1年から行っていますが、やはり、実際の体験をさせていただけたのはこの上ない学習であったように思います。職場体験を通して、生徒たちは働く意義を考え、将来の夢の実現に向けて、今、何をすべきなのかを考えてくれたと思います。職場体験から学ぶ地区別懇談会の開催附属中学校SHOTOKU岐阜聖徳学園高等学校SHOTOKU(教諭竹村和代)17