岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

「第2回子育て講座」を開催しました

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「第2回子育て講座」を開催しました

「絵本は心の栄養」 

 講師:元岐阜市立幼稚園長 江崎幸代さん    

第2回の公開講座は、絵本は心の栄養を題材にお話をしていただきました。

『赤ちゃんが笑うから』の絵本の読み聞かせからはじまった講座は終始和やかな雰囲気でしたよ☆

読みきかせのポイントとして、手を広げて扇形の中にお子さんを集める事や、1人のお子さんに対しては、抱っこをしてひざの上で読みきかせをすると良いそうです。

とても微笑ましく、お母さん方にも優しく目を向けて語りかけてくださる江崎先生。 『赤ちゃんが笑うから』という絵本は、心が温まり子どもが恋しく感じる絵本でした。

「子どもに好きな事があるという事はとてもステキな事。  好きな事、好きな絵本、好きな詩をたくさん見つけてあげると心豊かに育ちます。 また、かたちある物、例えば□・△・○が出てくる絵本であれば、考える力・創造性が育ちます。そして、クレヨンやマジックが自分の近くにあるとマネをして書きたくなる意欲、やってみたくなる意欲も育ちます。  子どもが書きたくなったら、いつでも書けるように用意しておくと良いですよ。」

とお話してくださいました。

1歳くらいになると、『いないいないばあ』が大好きに。いなくなったものが出てくるおもしろさ、楽しさを感じるのだそう。 そして、読む時の抑揚や読み方1つ変えるだけで子どもも楽しさが深まる。読み方の決まりはありません。 そして何より、お母さんの肉声に勝るものはありません☆

そんな言葉に、とても愛情を感じました^^

最後に、江崎先生を囲んでの質問タイム。

Q.何度も同じ絵本を読みたがり、新しい絵本を与えてみても結局同じ本に戻ってしまう。それでいいのでしょうか?

A. 自分の好きな絵本を持つ事はとても大事な事です。好きな絵本は何度も読んであげましょう。 次のもの、新しいものよりは、お子さんのお気に入りを大切にしてあげてください。  お母さん達は、試されているみたいで何度も大変かもしれないけれど、「どこまでつきあってくれるかな?」と本当にお子さんも思っているかも?笑  ぜひ子どもに試されてみてください。 そこから、信頼関係も生まれるものですよ☆

Q.子どもがお気に入りでも、大人からするとどこがおもしろいのか分からない。何がおもしろいのだろう?と思うときがあります。

A. 大人がおもしろいと思うのと、子どもがおもしろいと思うのは違いますよ。 ここの場面のここが好き!その子自身の気持ち(心)にぴたっと来る嬉しさ、その満足感や、うわ~☆と気持ちが高鳴る感情に出会いたくて、何度も「読んで!!」と言っているのですよ。

時間をかけて、じっくり1人1人のお母さんと向き合いお話される先生に、こちらも心が温まる気持ちになりました。 最後まで先生を囲んで、様々な絵本を手に取っていたお母さん達でした☆


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