岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

初めての幼稚園実習に向けて

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初めての幼稚園実習に向けて

講話の様子

令和3年5月25日(火)、10月18日(月)幼稚園実習を控える学生を対象に、笠松双葉幼稚園・副園長 志智 恵子 先生による御講話をいただきました。

本講話は、初めての教育実習に向けて、様々な不安や疑問を抱える学生に対し、実践的な視点から、様々なアドバイスをいただくことを目的に開講されました。

≪講話内容≫

 志智先生によれば、幼稚園は、「子どもが、友達と先生とともに成長していく場」、「幼稚園教諭と保護者とが、子どもの些細な『できた!』に寄り添って同じ目線に立てる場」とのことです。そして、幼稚園教諭に求められることとして、例えば、「マニュアルだけに頼らない創造的な保育のための、幅広い感性」を挙げられました。コロナ禍の続く現在、そうしたことを特に実感しておられるとのことです。ただし、スキルは最初からなければならないわけではなく、常に自分を省みてスキルを身に付けようとする態度が大事だとのことでした。

 笠松双葉幼稚園での英語教育についても教えていただきました。それは単に英語が話せるということではなく、日本人として日本語を基礎としながら、英語によってさらに多面的な思考を身に付けるためだということです。実際、海外の幼稚園とのテレビ会議を通じた交流は、子どもたちが、「時差」に気付いて不思議に思ったり、互いの習慣の違いに気づいたりする場になったそうです。 

 また、「幼稚園は保育者の犠牲の上に成り立つのではなく、子どもはもちろん保育者も笑顔になれる場でなければならない」との思いから、様々な「働き方改革」に取り組んでおられるとのことです。産休・育休や有給休暇を取りやすくしたり、残業を減らしたり、その取り組みは未だ道半ばとのことですが、そうした幼稚園のお考えは、保育者を目指す学生たちにとって心強かったことと思います。

【お問い合せ先】
 岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課

 TEL:058-278-0731

 Email:gifukyomu@shotoku.ac.jp