養成校として、保育者がもつべき知識・技能の教授には日ごろから努めているところですが、それらを学んで卒業された方が、それにふさわしい職場でその知識・技能を活かせているかどうかということもまた、大変重要な観点です。
そこで今回、日本福祉大学 堀場純矢先生から、ご専門である社会的養護分野の職員の労働に関する現状および課題について、お話をうかがいました。
「子どもと職員双方の人権が一体的に保障される仕組みが必要」であるというのがお話の骨子で、このことは、社会的養護分野に限らず保育者全般にいえようかと存じます。担当科目や専門性によってその実装のしかたは様々考えられますが、教員として今後の教育につなげたいと考えております。
1.開催日時
令和6年3月21日(木)16:00 ~ 17:30
2.講師
堀場 純矢 氏(日本福祉大学社会福祉学部教授)
3.演題
卒業後の働き方を見据えた教育:社会的養護の視点から
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>*ワーキング内容*
・課題:児童養護施設を退所した人の多くが困難を抱えている。特に経済的、精神的な課題があり、退所を見据えた入所中の支援は非常に重要なのではないか。
・テーマ:自立支援の問題を解決するための方法
・調査内容
児童養護施設における自立支援をキーワードとした映像や当事者の手記、先行研究などから、自立支援に関する課題を明らかにしました。そして、その内容をもとに、児童養護施設職員への聞き取り調査を実施しました。
・調査結果
調査から、自立支援の課題について、経済的問題、精神的問題、その他の問題と3つのキーワードに分類し、学生の視点から問題を解決するための方法について考察を深めました。映像や先行研究などからは、経済的問題が深刻な問題として挙げられていたましが、自立支援制度・奨学金(給付型)の充実、各種団体からの寄付等、経済的な問題を解決するための支援が手厚くなされていることが分かりました。
その一方、精神不安や人間関係の躓きから立ち直ることが困難である等の複雑な問題が存在していることが明らかになりました。
学生からは、入所中から退所後を見据えた生活について、より丁寧に伝えていくこと、退所後の生活を想定し、入所中に自立の体験ができること、困難に直面した際に、施設職員と連絡が取れるよう窓口を明確にし、関係の構築につとめること、その支援方法について提案しました。
学生は本ワーキングを通じ、保育職の一つである児童養護施設の課題について、学修内容と実態を比較しながら検討・考察を深めることができました。今後も保育職の課題について、地域のコミュニティーと連携し、地方の職を支える一端を担う学びができることを目指していきます。
*ワーキングに協力いただいた方*
児童養護施設 合掌苑 辻 純貴 氏
児童養護施設 若松学園 速水 友宏氏
児童養護施設 日本児童育成園 粥川 ちひろ 氏
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
併せて、短期大学部では、卒業式後に同会場にて学位記等の授与・岐阜県離職者等委託訓練生修了式が開催されました。
]]>4月から始まる大学における生活や学びについて、事前に知っていただくため、入学前準備講座として、下記のとおり動画を公開しますので、視聴してください。また、動画視聴に関して、今回の入学前準備講座に関するアンケート調査の回答を必ずしてください。
※本動画は一般選抜に合格し本学入学予定者として確定した方への案内となっています。年内の選抜で合格し入学予定者となった方へは、対面講座の案内をしております(2023年12月23日実施済)。
※動画視聴の際、パスワードが必要となります。出願時にご登録いただいたメールアドレスにパスワードをお知らせしていますので、ご確認ください。
【入学前準備講座 動画】
↓
【重要】動画視聴後、以下のURL内のアンケートに必ず回答してください。
https://forms.gle/rEahBk77Z71Mmtcq6
※本学に入学するにあたり、困っていることや不明な点がありましたら、下記問い合わせ先に連絡してください。
【問い合わせ先】 岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐 阜 教 務 課 TEL:058-278-0731 E-mail:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>また、幼児教育学科第一部1年生、第三部2年生は諸先輩の姿を通し、最終学年における学びの見通しをたてることができました。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>講座では、本学専任教員による学科説明会、チョコッと授業紹介で、入学予定となる本学の理解を深めました。その後グループに分かれ在学生・専任教員とお菓子やお茶を楽しめるティータイムを通じ、フランクな話合いをすることができました。
参加された入学予定者は、大学生活について具体的なイメージを膨らませることができたようです。
※本講座は、入学予定者が本学における学修内容や事前に必要となる知識等を理解し、スムーズに大学生活へ移行することを目的としています。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>日 時
令和5年12月16日(土)10:30~14:30(第三部2年生)
令和5年12月17日(日)10:30~15:20(第一部1年生)
場 所
岐阜キャンパス 実技館1階 クレマチス人形劇場
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学 短期大学部 熊田武司
TEL:058-278-4185
本サロンでは、「幼稚園・保育所等における学外実習の訪問指導の在り方を考える」をテーマに、短期大学部専任教員3名から話題提供がありました。その中で、学生が日誌記録にかけている時間や就寝・起床時刻を独自に記録しており、それらの情報から学生の実習が順調であるかが窺えるという示唆(徳広教授)がありました。また、学生の自己認識と実習先の評価とに様々な一致・不一致がある中で訪問指導者が果たすべき役割は、両者の共通項あるいは妥協点を見つけて双方に提案する"伝書鳩"ではないかとの提議(大西准教授)もありました。より具体的な学生指導として、指導案における事前のイメージの大切さや、活動の類型(つくる/つくってあそぶ/あそぶ)ごとの子どもの姿の予想のしかたや活動展開のしかたについて助言しているという話題提供(熊田教授)もありました。
3名の話題提供は専門性などにもより、多様でありながら、その共通点として慣れない実習において自分を表現するのが難しいこともある学生の気持ち、馴染みのない学生を受け入れて理解しながら短期間で指導する現場の難しさなど、参与者それぞれの立場を訪問指導者が慮ることの大切さが、改めて認識されたかと思います。
1.開催日時
令和5年9月20日(水)16:30~18:00
2.研修内容
「幼稚園・保育所等における学外実習の訪問指導の在り方を考える」
3.話題提供者
教 授 徳広 圭子
准教授 大西 薫
教 授 熊田 武司
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>今年度は社会保険労務士(岐阜聖徳学園大学/短期大学部 教務部 岐阜教務課職員)の枝本明日美 氏に「知っておきたい労働法-働くときの義務と権利-」をテーマにご講話いただきました。
講話では、就職を間近に控えた学生へ向け、「働くってどういうことだろう?」という入りやすい内容から深掘りしていき、様々な労働条件を題材にしながら、労働者の義務と権利についてわかりやすく説明がされました。特に、学生にとっても身近に感じやすい「労働時間」「休日・休暇」などについて、労働法の定めや就職先ごとの労働条件で確認すべきポイントが説明されました。
本講話を通じて学生は、各自の実際の就職予定先の労働条件について改めて確認することはもちろん、今後の理想のキャリアを築くために、様々な権利や義務を知って主体的に働くことの重要性を感じたようです。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>3日間の集中講義では、専任教員3名で授業回をオムニバスで担当し、実際の保育施設等を訪問する授業や学外講師(以下学外講師参照)を招く授業を展開していきました。
・1日目(担当:安部日珠沙 准教授)
本学に常設されている地域子育て支援センターくれまちす(岐阜市の委託事業)を訪問し、未満児の様子の観察・記録の作成を通して、保育記録への理解を深めた。
・2日目(担当:藤田哲也 専任講師)
乳児院・児童養護施設職員を外部講師としてお招きし、記録の意味や書く視点、現場での活用について理解を深めた。
・3日目(担当:糟谷咲子 教授)
岐阜聖徳学園大学附属幼稚園を訪問して保育者の保育と園児の活動の様子を観察し、記録の作成と学生相互の評価を通して、保育記録への理解をさらに深めた。
学生は本講義を通じ、実際に保育施設等へ訪問することや、現場で保育に従事する方からの生の声を聞き、より実践的な観点から、保育記録の基本及び現在の保育現場での動向について理解を深めることができました。
*学外講師*
・2日目(9月13日)
麦の穂乳幼児ホームかがやき 主任 横川 千香 氏
麦の穂学園 主任 杉浦 晶恵
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>
例年、保育現場でご活躍の先生方、地域で子育てをされている保護者と
子どもたちにご参加いただいている「岐阜保育研究会大会」を、本年も
開催いたします。
2023年11月25日(土)岐阜聖徳学園大学岐阜キャンパス【参加無料】
【特別講演】13:30~15:00 どなたでもご参加いただけます。
「子どもの主体的な活動と保育者の役割―共鳴するってなんだろう―」
小林 みどり 先生(佛教大学教育学部 教授)
お申し込み(期限:11/23木・当日参加も可能)
https://forms.gle/NPQqvXEfiMPRRvJ26
【保育者のための実践講座】10:00-12:00(講座による) 保育・児童福祉関係者向け
講座4「社会的養護における子どもの権利擁護」10:00-11:30
講座5「気になる子供の保護者に対する子育て支援」10:00-11:30
講座6「子ども自身の必要感や関心による保育を探る」10:30-12:00
お申し込み(期限:11/11土・定員の範囲内で当日参加も可能)
http://www.shotoku.ac.jp/tanki/2023/05/1619295.php
【あそびひろば】10:30-15:30 親子向け
本学学生によるあそび企画です。親子でのご参加はもちろん、保育現場の先生方もぜひお立ち寄りください。
お申し込み 不要
【これまでの大会へのリンク】
]]>本講話では、羽山氏のご経験をもとに、外国にルーツを持つ子どもや保護者の現状やプレスクール事業の実態についてお話していただきました。
本講話を通じ、学生たちは、プレスクールのような日本語支援だけではなく、
※プレスクール:公立小学校入学直前の日本語が理解できない外国人の子どもが、入学した公立小学校で戸惑うことなく、学校生活に早期に適応できることを目指し、簡単な日本語や学校の習慣などを教える。(愛知県 プレスクール実施マニュアル検討会議-平成21年10月-参考)
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
]]>1年次の「基礎セミナー」においては「生涯キャリア設計について学び、自分の職業適性について考える」、卒業年次の「保育内容演習Ⅰ・Ⅱ」では「労働者の権利と義務とについて学び、自己実現と社会貢献との両立について考える」をそれぞれテーマとして、卒業時に、「社会への貢献と自己実現との均衡を図るための知識」を身に付けることを目指しています。
今回、幼児教育学科第一部2年生を対象に、キャリアカウンセラー 藤井しのぶ氏から「自分らしく働こう ―想定外に向き合うキャリアデザイン―」というご講話をいただきました。
講話ではまず、データや調査などから、私たちが今置かれている状況を読み取りました。近年大きく報道されている、男性の育児休業取得率の上昇や、男性が「育児休業をとって子育てしたい」という希望が上昇している一方で、賃金には男女間、配偶者の有無によって差があるという現状を知りました。
その上で自分らしいキャリアとは何なのかを考えながら「未来のワーク&キャリアシート」を作成し、全体で発表交流しました。それぞれが違う考え方、価値観を持っていて、キャリアについてもそれぞれ違うことを感じとりました。
それぞれの違いを認めながら、社会的変化が激しく、先の見通しが難しいこれからの時代を生きていくために、「やり直しはいつからでもできる」「事実は変わらないが意味は変えられる」という力強いメッセージをいただき、今後のキャリアを考える機会となりました。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
Email:g-kyomu@shotoku.ac.jp
今年度はキャリアカウンセラー 藤井しのぶ氏に「なりたい自分になろう ~わたしのキャリアビジョン~」をテーマにご講話いただき、収録した動画を学生が視聴しました。
講話では、経済産業省による「社会人基礎力」についてご説明があり、学生個々が現時点での自分の力を可視化して、今後の学びを考える機会となりました。「ワークキャリア」について、就職は"マッチング"であり、採用面接が雇う側に"選ばれる"場であるだけではなく、働く側が相手を見極めて"選ぶ"場でもあることを学びました。
さらに、多くの方の多様なキャリア形成を支援してこられた藤井しのぶ氏からの「自分の気持ちを大切にしよう」というメッセージは、学生たちにとって卒業後の人生はもちろん、本学での学びにも向けたエールとなりました。
講話や講話後のディスカッションを通じ、学生は自己理解を深め、将来どんな人生にしたいかを考え、今後の学生生活等における学びを進めていけるようになりました。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
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]]>令和5年度岐阜保育研究会「保育者のための実践講座」
保育士、幼稚園教諭、保育教諭を始めとして、保育にかかわる先生方を対象に、先生方の保育実践にお役立ていただくための講座を本学教員が実施いたします。
【参加費等は不要です。】
講座の内容、日時、お申し込み方法等は以下のリンクをご参照下さい。
お申し込みは以下のフォームからお願いいたします。
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