GSGU2026 大学案内
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nterviiStudentew国語専修22国語専修では、小・中・高等学校の教員をめざして、日本語の語彙・文法などの体系や変化を解き明かす国語学、上代から現代に至る国文学、日本の言語や文化の底流にある漢文学、言語活動を重視した国語科教育法などを学びます。そのなかで自身の関心領域を掘り下げながら、文学作品を味わい、現代社会における言葉の役割や言葉と人間形成との関わりを考えます。そうした学びにより、国語教育の指導力、日本語や日本文化に強い関心を寄せ、それらを正確に理解し豊かに表現・伝達する能力と言語感覚を養います。PICK up小説を読む時には《何が書かれているかWhat?》(内容)だけでなく《どのように書かれているかHow?》(表現)にも注意する必要があります。この授業では、森鷗外や夏目漱石、芥川龍之介、村上春樹などの小説を《How?》の視点から精読し、物語を正確に理解するための読解力を養います。「子ども自ら主体的に問い(質問、発問、課題)を作り出す授業」とは何かというテーマに基づき、学生自ら積極的に質問づくり、問いづくりを行います。質問や問いをつくる授業では、議論や会話が弾み、授業に対する関与の度合い・参加意識が高まり、授業の質が変わります。column岐阜聖徳で…仲間の意見を取り入れる柔軟さこの大学で学び、私は人の意見を受け入れられるようになりました。自分にない視点や考え方を取り込むことで思考力や想像力が鍛えられ、より良い結論になる経験を何度もしたからです。国文学各論小説を精読し、読解力を獲得する漢文には、日本文化の源流である中国の思想や教育観が記されています。遥か昔に書かれたにも関わらず抱えている課題や悩みが自分と同じで、平安貴族が書いた古文よりも身近に感じられ、漢文を笑って読めるようになりました。漢字だけで書かれているため難しく見える漢文も、意味が分かると自分たちとの共通することがたくさん。昔も今も変わらない人間のおかしさを、漢文を初めて学ぶ中学生に伝え、漢文を含めた国語に苦手意識を持たせない教師になりたいと考えています。ただし、無理矢理教え込むのではなく、生徒同士で教え合い疑問を解決し合える授業が私の理想。学ぶことは楽しいことだと実感する授業を作れる教師になることが目標です。専門演習(国語科教育学)国語嫌いを生まない授業をめざす学校教育課程 国語専修 4年石山 羽夢さん福井県 啓新高等学校出身担当教員より木戸浦 豊和准教授■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■担当教員より中村 哲也教授■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■教育学部国語に苦手意識を持たせず学ぶことは楽しいことだと生徒に実感させる教師になりたい国語教育の指導力はもちろん豊かな表現力・言語感覚を身に付ける学生インタビュー

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