GSGU2026 大学案内
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nterviiStudentew数学専修24数学専修では、小・中・高等学校の教員として算数・数学を児童・生徒に指導する力を養います。そのため学生は、算数・数学の基礎(初等算数・代数学・幾何学・解析学・コンピュータ・確率統計)と、算数・数学の教育法を学びます。そうして学んで得た力は児童や生徒に、社会で将来求められる数学的論理力の基礎を授けるために発揮されるものです。併せて本専修のカリキュラムは、数学的思考や教育法を教科指導のためだけでなく、社会での課題解決に活かせるようになることにも重きを置いています。多変数関数(主に2変数関数)の微分積分について学びます。基本となる偏微分や重積分の概念を理解した上で、2変数関数の多項式近似や極値計算、立体の体積や曲面積などより応用的な知識を身に付けます。学びのなかで、論理的思考力も伸ばしていけるようサポートも行います。数学の教育の現場でもICTの導入が進んでいます。この授業ではさまざまなアプリケーションに見られる数式の扱いについて理解することで数学への理解を深め、同時に数学教材ツールや成績処理ツールとしての利用法の基礎を学びます。column岐阜聖徳で…多くの機会で得られた気付き教育実習以外でも小学生と触れ合う機会を持てたため、中学で数学を学ぶ以前に、小学校の算数でつまずきやすい単元が分かりました。この経験は、中学校での数学の指導に活かせると思います。1年次に代数学や幾何学、解析学などの基礎を学んだうえで、2・3年次に各分野の専門性を高め、それぞれを体系的に理解することができました。3年次のゼミではそれまで一度も扱ったことがなかったグラフ理論や結び目理論を学び、大学でしか学べない数学の醍醐味を楽しめました。また、この大学の教育学部では教師として求められる指導力や子どもを理解する力を鍛える科目にも取り組みます。1年次から実習が設定されており、小学生、中学生と一緒に算数や数学を学び、積み重ねの大切さを実感しました。その過程で生徒が数学に苦手意識を持たないよう、問題を解いた時の達成感を何度も経験させる授業をしたいと思いました。PICK up解析学Ⅱ多変数関数の微分積分を学ぶコンピュータ概論コンピュータが扱う数式を知ることで、数学への理解を深める学校教育課程 数学専修 4年岡田 拓利さん三重県立桑名西高等学校出身担当教員より藤垣 佳子准教授■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■担当教員より船越 紫准教授■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■1年次からの実習で理解した数学における積み重ねの大切さと苦手意識を持たせない授業法教育学部教科指導だけではなく社会の課題解決にも活かせる数学の力を身に付ける学生インタビュー

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