nterviiStudentew学校心理専修31学校心理専修では、教員になるための学習と心理学の学習を並行して進めます。また、科目を教える専門性の獲得と共に、教育の前提となる人間についての理解を深めます。そして児童・生徒一人ひとりが抱える課題に適切に関わる教員をめざします。そのなかで学ぶ心理学の研究方法やデータの分析方法は、課題を発見し、エビデンスに基づいて解決を進める能力へとつながります。心理学はコミュニケーションを図りながら問題の解決をめざす道しるべの一つ。この力は教育現場に限らず、社会人としても役立つはずです。ストレスに関する基礎的な理論、現代の健康や医療の課題と、課題解決における個人や社会の役割を考えます。心身ともに健康を保つために心理面・生物面・社会面から考えることで、子どもの健康を支え、健康面に課題がある保護者とのかかわりについても理解を深めます。「よく覚えるには」や「集中とは」といった教育場面だけではなく、日常的な疑問を例にあげながら、ヒトの行動のしくみを、知覚心理学や認知心理学に基づいて解説します。日常にあふれる行動のメカニズムを理解することは、相手の気持ちや個性を理解することにつながります。column岐阜聖徳で…刺激を与えてくれる多くの友人たち二つの専修と複数のサークルで、興味や関心が異なる多くの友人と出会えました。私が持っていない視点や考えを教えてくれた友人たちは刺激的で、私が前に進むエネルギー源だったといえます。健康・医療心理学個人レベルと社会レベルで、健康とは何かを考える学校教育課程 学校心理専修2025年3月卒業有村 優太さん愛知県立熱田高等学校出身知覚・認知心理学日常にあふれる行動のしくみを科学的に理解する学校心理専修に籍を置きながら社会の中・高教員免許科目も学び、小学校教師をめざしました。学校心理専修を選んだのは、人の心理という興味ある分野と、教員になるための専門的分野を両方学びたかったからです。また小学校教諭になるにあたり、子どもたちのこころを理解できるようになりたいという思いもありました。ボランティアや地域活動など複数のサークルに参加し、子どもと接する機会を増やしたのもそのためです。そうして授業の学びと課外活動を並行させるうちに多視点を獲得し、教師の視点で教育を考えたり、福祉や社会制度から学校を考えたり、視点の置き方を変化させられるようになるなど、自分をバージョンアップさせることができました。担当教員より成田 絵吏専任講師■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■担当教員より蔵冨 恵准教授■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■人間についての理解を深め生徒の課題に関われる力を養う二つの専修で学び複数の課外活動に参加して教育に対する多視点を獲得学生インタビュー
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