32columnQ.1在学中に叶えたこと教員採用試験の対策は、岐阜県で受験する仲間と面接練習や試験勉強をしました。互いにライバルでありながら全員合格をめざした仲間は、生涯付き合うであろう友になりました。columnQ.1勤務先高山市立北小学校Profile—田川—友貴さん———教育学部—学校教育課程—理科専修2019年度卒業岐阜県立斐太高等学校出身勤務先土岐市立泉中学校教育学部—学校教育課程—国語専修2019年度卒業岐阜県立多治見高等学校出身Profile—丹羽—鴻輝さん———在学中に叶えたこと教師という職業を選択することを、揺るぎなく決意したのは大学に入ってからです。同じく教師をめざす仲間たちの真剣さを目の当たりにして、一切の迷いが吹っ切れました。卒業して3年は小学校に勤務し、卒業生を一度送りました。その後今の中学校に異動し、現在は2年生のクラス担任と、2・3年と特別支援教室の国語科を担当しています。小学校では受け持ったクラスの児童一人ひとりと信頼関係を築き、より良い学級運営に力を注ぎました。中学校に来てからはクラスに目を配りつつ、国語科の専門性を磨くよう努めています。自身のスキルアップができるのは、クラスや生徒に問題が生じた時、同学年や管理職の先生が一緒になって“チーム学校”として対応するからです。一人で抱え込まずに済む体制は、教員採用試験の時も同じでした。岐阜県を受験する仲間が集まり自然発生したチームが全員合格をめざし、受験対策に取り組んだのです。努力の時間を共に過ごした仲間は今も連絡を取り合い、それぞれの課題を相談し合う友になりました。新卒で着任した中学校に3年務めた後、母校の小学校に移り3年目を迎えた2024年度は6年生を受け持っています。昨日はできなかったことをできるようになったり、私に言われる前に自分から動けるようになったりする子どもの成長を間近に見られることに、教師ならではの喜びを感じています。全教科を教える小学校でも、理科への思いは特別。私が小学生だった時と同じく、子どもたちは実験や観察に興味を示し、時には思いも寄らない視点や発想に驚かされます。そして卒業研究として取り組んだ、ものづくりを取り入れた理科の授業も実践しています。卒業研究に協力してくれたゼミ生や同じ専修の仲間との日々があったからこそ、今教壇に立てているのかもしれません。感謝の気持ちは子どもたちに返すつもりで一人ひとりに自信を育て、中学校に送り出そうと思っています。ものづくりを理科の授業に取り入れる卒業研究の成果を、教室で実践岐阜県を受験する仲間と対策した教員採用試験チームで対応する力を今は学校運営に教育学部卒業生メッセージ
元のページ ../index.html#34