GSGU2026 大学案内
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nterviiStudentew43PICK UP藤原道長は、平安時代の代表的な政治家として知られていますが、その人物像は本当に正しいのか。最新の研究成果や、実際の歴史資料にふれてみると、思いもしなかった側面が見えてきます。本科目では、さまざまな歴史上の人物たちと「出会い」ながら、証拠に基づいて歴史を解き明かす方法の基礎を身に付けます。PICK UP地理学の現地調査の実際を学びます。毎回違った場所へ、遠方にも数日間出かけます。対象とする地域の地形や気候、植生、そこに住む人々の産業やくらしについて、事前に文献による調査、受講者どうしの検討会を行います。その上で現地に行っての観察、聞き取りなどによって、地域の実態を明らかにしていきます。PICK UP人種、ジェンダー、民族性などの課題が複雑に交錯するアメリカ合衆国の歴史に関する基礎的知識を身に付けます。さらにカナダやメキシコといった南北アメリカ大陸の国々や世界の歴史のなかでのアメリカ社会、現代のアメリカが抱える問題や現象と歴史との関わりを考えます。column岐阜聖徳で…追究した仲間だからこそ面白い歴史を学んだ人同士の会話は、同級生か先輩・後輩かを問わず話題が豊富で面白い。興味の対象が同じというだけでなく、自分と違った見方や解釈に出合えることが刺激的だからだと思います。歴史も地理も、主役は人間です。そして人間が築き上げた文化の変遷が歴史を転換させ、一つの文化がなぜそこで成立したかの理由が、地理によって解き明かされます。本専攻で学ぶ歴史も地理も、暗記科目ではありません。昔に起きた、または今の人間の営みを資料や現地調査に基づきリアルに想像する力を養います。歴史に興味を持ったのは子どもの頃。中3までに日本の歴史をひと通り見た私は、高校では興味の対象を世界史に向け、本学に入ってからは、国や地域、時代などを問わず歴史を深掘りする学び方を身に付けました。博物館や歴史関連の展示会を見学したり、岐阜城や関ヶ原の古戦場を訪ねたりして、実物を見て現地に立つことで、教科書や資料に書かれていることの背景に想像力を働かせるようになったのも大学で教わった学び方の一つです。「教科書を疑え」という先生の教えを歴史を学ぶうえでのモットーとし、卒業論文の執筆でも徹底。歴史は深く学んだほうが面白いということを、教職に就いてからも、大切にしたいと考えています。日本史概論証拠に基づいて歴史を解き明かす地理学野外実習 Ⅰ・Ⅱ実際に地域の現地へ赴きその景観をみながら実態を探る外国史概論 IA理解した米国史の延長で現代の課題を考える教育学部 社会専修2025年3月卒業佐藤 勝斗さん福井県 北陸高等学校出身「教科書を疑え」という教えを歴史を学ぶモットーとし実物・現地主義を徹底歴史地理専攻特徴ある授業学生インタビュー

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