GSGU2026 大学案内
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50assignmentassignmentVOICEVOICE販売当日、ほかの模擬店の価格設定を見たカフェのオーナーは、午前に値下げを決断。社会人の判断力に驚かされました。新メニューを検討する過程で、販売規模の予測は経営分野で、POP広告の制作は情報分野で学んだことをそれぞれ活かせましたが、社会人と協働したことで教室では学べないことを学べました。岐阜市と包括連携協定を結ぶ本学は毎年、経済情報学部のゼミがワークショップ形式のパブリックコメント※に参加し、これまでに食育や健康増進などについて意見を述べてきました。2023年度は「岐阜市協働のまちづくり推進計画」という案件に城福雅伸ゼミの17名が参加。岐阜市の市民協働推進政策課と市民活動交流センターの職員から同計画の目的や背景、計画立案の過程などについて説明を受けた後、市内で学ぶ学生ならではの目線で意見を述べました。参加した学生からは「市の取り組みを考える新鮮な体験ができた」という感想が寄せられました。岐阜キャンパスで市の担当者と「岐阜市協働のまちづくり推進計画」を取り上げ、「地元に愛着を持つ仕掛け」をテーマにグループワークを行いました。児童館で地元の子どもたちと触れ合うアイデアを出したところ「新たな気づきがありました」との評価をいただきました。実社会の課題解決に学生が取り組む、教育プログラムです。課題を提示するのは、岐阜聖徳学園大学が産学官連携協定を結ぶ岐阜県内の企業や自治体。その課題の解決策を学生が考え、提案・実施することで、社会での実践能力を養います。経済情報学部経済情報学科 2024年3月卒業磯村 琉斗さん岐阜県立 岐山高等学校出身※パブリックコメントとは、行政が重要な計画や方針などに対する意見を市民から聞き、施策に活かすしくみです。本学部のゼミでは毎年、岐阜県内の企業と協働するプロジェクトを実施しています。2024年度は輪之内町にある「ドッグラン アンド カフェ ワン」と共に、新メニューづくりに取り組みました。カフェのオーナーとゼミ生が初顔合わせをしたのは4月。新メニューのお披露目を、10月に開催するクレマチス祭(学園祭)と定め、食材の選定やメニューの考案、コスト計算、POP広告の制作などについて検討を重ねました。その結果、キャンパスに出店するブースで調理することなどを考慮し、クレマチス祭で提供する新メニューはトルティーヤとフランクフルトに決定。当日は用意したメニューを完売させ、12月に売り上げ報告会を開き、半年間のプロジェクトの幕を下ろしました。経済情報学部経済情報学科 4年中川 貴雅さん滋賀県立伊吹高等学校出身経済情報学部産官学連携実践教育県内のカフェと新メニューを開発し販売—Dogrun & cafe 1wan(ワン)パブリックコメント※を通じ行政の施策を学ぶ/岐阜市

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