ストリングラフィ・アンサンブル コンサート
育友会主催の「ストリングラフィ・アンサンブル コンサート」を開催しました。
ストリングラフィとは'92年、作曲家の水嶋一江さんによって考案されたオリジナル楽器です。この楽器は、糸電話の原理を応用しており、絹糸の両端に紙コップを取りつけた非常にシンプルなもので、演奏者が手で擦って音を出します。
'96年からはアンサンブルを結成、3名から5名の演奏者が、様々なジャンルの曲を演奏、国内はもとより海外でもコンサートを数多く行っており、日本で誕生した、楽器とその表現に高い評価を得ています。
今回、会場いっぱいに張り巡らせた絹糸と紙コップでできた「ストリングラフィ」での演奏は、とても素晴らしいものでした。
絹糸をこすると弦楽器の素晴らしい響きが会場を包み込みました。糸のこすり方やはじき方などを変えると打楽器の音や、鳥のさえずりなども創り出すことができることに驚きです。
すてきなアンサンブルだけでなく、児童が体験できる時間や、ストリングラフィの仕組みを教えていただく時間もありました。
本物の芸術に親しむことで興味や関心を広げることができるとともに、それぞれの感性や創造力を育むことができた鑑賞会となりました。