降誕会がありました
本校の三大宗教行事のひとつである「降誕会」が行なわれました。
今回は、専福寺のご住職であり、浄土真宗本願寺派教使でいらっしゃる松島法城先生に「信心正因」という演題でご法話をいただきました。
松島先生からは、浄土真宗の伝統的な法話の形式である「節談説法」(高座で抑揚や身振りをまじえてお話をする落語のような法話の形式)でお話していただきました。
内容は、江戸時代の「宮内大厳」というお坊さまにまつわるお話でした。浄土真宗では「信心」が往生成仏の正因であるとされていますが、宮内大厳は「念仏を唱えることは、阿弥陀さまの声を聞くことである。阿弥陀さまがそばにいてくださっていることである」とされました。
この宮内大厳というお坊さまのお生まれの場面から、扇子をさまざまな道具に見立てて、登場人物にあわせて語り口調を変えながら語られる松島先生のお話の世界に思わず引き込まれました。
ご法話のあと「心を落ち着ける時間」として、全員で写経を行いました。