6月のご命日法要がありました
本日5限の宗教の時間に、6月のご命日法要が開かれました。
2020年度からこれまでは、感染症拡大予防の観点から、2学年が講堂、1学年が別室でのリモート法要で参加する形態で開いていましたが、今回より、講堂で全校生徒そろっての法要を行うことができました。
また、音楽法要についても、全校で合唱する本来の形に戻り、4年ぶりに講堂に「真宗宗歌」「ささげます」など、3学年による宗教歌の合唱が響き渡りました。
本日は、大性寺僧侶でいらっしゃる牧野光博先生からご法話をいただきました。
物事には、ときに「順番」をつけることがあります。順番をつけた方がいいこともありますし、順番をつけなければならないこともあります。しかし、中には、生き物の命のような「かけがえのないもの」にまで順番をつけてしまうことは決して少なくありません。ですが、人が生きていくために他の命を犠牲にすることは、ある程度致し方ないことではあるのです。
だからこそ、人は「いのち」を意識して、大切にする義務があるのではないでしょうか。
ひらがなで表記する「いのち」は、個々の命ではなく、人や他の動植物どうしのつながりをあらわす言葉です。「いのち」を尊重し、大切にするということは、人が生きていくためにいただく他の生き物の命のことを思い、感謝の気持ちをもつことなのです。
そして、他者の命を大切することは、めぐりめぐって自分の命を大切にすることになります。これが、本当に「いのち」を大切にすることになります。
牧野先生は、「いのち」という難しいテーマでのご法話を、たとえ話を交えながらとてもわかりやすくお話してくださいました。