10月のご命日法要がありました
献華・献灯・献香
本日の宗教の時間に、ご命日法要が開かれました。
今回は、本願寺派布教使・正覚寺ご住職でいらっしゃる遠藤和雅先生をお招きしてご法話をいただきました。
遠藤先生には昨年度７月のご命日法要のときにも本校へお越しいただきました。
携帯電話の進化の過程を例に挙げながら、科学の発達のめざましさと、その速さに人の心がなかなかついていくことができていないことが多々あります。便利なものも、使い方を誤れば、人との関係を壊してしまったり、地球環境の破壊にもつながりかねません。
人々はこういった問題にようやく気づき、その原因を突き止めることができるようになりました。
仏教では、はるか昔から「原因」と「結果」のつながりについて触れています。「煩悩」とは自己中心性であり、自分の知っていることがすべて、正しいことだと思い込んで行動することです。全ての人がそうやって行動したらどうなるのでしょう。間違った判断のままでは、問題は多くなるばかりです。
人々や環境など、さまざまなものは密接に関わり合っています。こういったことを、仏教では「因縁生起」と言います。物事を広い視野で見て、すべてものとの関係性に気づくというのはなかなかできることではありませんが、そういった境地に至った先人の方々の教えが仏教の中にあります。ご命日法要などで仏教を学ぶことで、阿弥陀如来さまのお導きに従い、自己中心性に埋没することなく豊かな心で日々を過ごすことができるのです。
本日の法要の講師である遠藤和雅先生
本日は、全校生徒が講堂に入って法要に出席しました
