成道会が開かれました
本日は、本校の三大宗教行事のひとつである「成道会」が開かれました。
本日は、善立寺衆徒、国立民族学博物館准教授でいらっしゃる川瀬慈先生を講師としてお招きし、「アフリカの街角から考えるつながり」というテーマでご講話をいただきました。
はじめにエチオピアの食文化や民族、宗教やそこに住む子どもたちについて紹介していただきました。
豊富な写真を使ってわかりやすくご説明くださり、普段なかなか知る機会のないエチオピアの生活について関心をもつことができました。
その中で、路上で生活する「ストリートチルドレン」に焦点を当てて川瀬先生が制作された短編映画を見せていただきました。川瀬先生が2人のストリートチルドレンと現地語を通してダイレクトにコミュニケーションをとりながら制作された映画は、私たちに制作者の一方的な視点を与えるものではなく、見る人によってさまざまな考え方をもつことができるような作品でした。そのため、ご講話のあとの質疑応答の時間ではたくさんの生徒から次々と質問が出て、それらに対する川瀬先生にお答えを通して、私たちの知識や関心、考えなどが一層深まりました。
川瀬先生のご講話を拝聴し、エチオピアという、私たちの普段の生活とあまり関わりを感じない国の子どもたちから学んだことは、これからの毎日の生活や将来を考える上で、大変貴重な財産になったのではないでしょうか。
成道会のあとは「心を落ち着ける時間」として、全員で写経を行いました。