3年生を送る会がありました
6時間目に「3年生を送る会」がありました。
3年生が明日の卒業式等について、先生から講堂で説明を受けている中、1・2年生が静かにアトリウムに整列。生徒会役員に呼ばれた3年生がアトリウムへ移動すると、盛大な拍手が待っていました。数年ぶりに開催される「3年生を送る会」の始まりです。
アトリウムの階段ステージに3年生が並ぶと、1・2年生による合唱「365日の紙飛行機」が始まりました。3年生に気づかれないようにこっそり練習してきた曲です。初めて聴く1・2年生合同合唱の迫力、これまで自分たちが何度も歌ってきたアトリウムの響きの美しさとあたたかさ、そして、かつて1年生の頃に歌いたかった思い出の曲でもあり、3年生の中には涙を指でぬぐう姿も見られました。歌の最後には、生徒会役員が3階から真っ白の紙飛行機を飛ばしました。アトリウムの天窓から射し込む光の中をくるくると回りながらいつまでも飛び続けるようなその姿に、明日本校を巣立つ3年生へ込めた1・2年生からの想いが表れていたように感じられました。
続く合唱「COSMOS」は、10月の秋桜祭で3年生が学年合唱した曲です。この歌を、最初で最後の全校合唱として歌いました。感染症拡大防止のため2019年11月の音楽会以来できなかった附属中伝統の全校合唱が見事に復活した瞬間でした。歌い終わると、3年生からも1・2年生からも自然に大きな拍手が沸き起こり、「先輩と一緒に合唱ができてとても楽しかった!」「ありがとう!」と、それぞれの想いを素直に語り合うことができました。
最後に、3年生による学年合唱を聴きました。1・2年生の元気で迫力のある合唱とはまた違う、3年生らしい繊細さと力強さが感じられる歌に、後輩たちは先輩への憧れをさらに大きくさせたとともに、いつかは自分たちもこんな合唱を後輩たちに聴かせるんだと思ったのではないでしょうか。
明日はいよいよ卒業式です。