6月のご命日法要がありました
本日の宗教の時間にご命日法要が開かれました。
今回は、本願寺派布教使、妙徳寺のご住職でいらっしゃる大野大五郎先生を講師としてお招きし、ご法話をいただきました。
ご法話のテーマは「思い(想い)」でした。毎日生きていることが当たり前だと思っている人がほとんどではないでしょうか。朝、目をさましたらはじめに何を考えているでしょうか。「今日は何しようかな」「今日はこれをしなければならないな」ときには「今日はこんなことがあるんだった。めんどくさいな」と思うかもしれません。
そんなとき、自分のいのちが続いていることに感謝することを忘れてしまっているのではないでしょうか。自分にいのちを繋いでくださった両親やご先祖さまへの感謝の気持ちに気づくことができていないのではないでしょうか。
「想い」という字の中には「相手」の「相」と「心」があります。しかし、「思」には自分の「心」しかなく、心さえなくしてしまえば、ただの「重い」になります。
まずは心をもって「思う」こと、そして、他者への感謝の気持ちをもって「想う」ことができれば、物事の見え方が変わってくるはずです。仏教について考えることはなかなか難しいことだと感じるかもしれませんが、まずは朝目をさましたときに「感謝しよう」と想うことを続けること、掌を合わせることを通して親鸞聖人の想いを感じることで、毎月のご命日法要をはじめとした仏教との関わりに変化が生じていきます。その中できっと仏縁を感じることができるのではないでしょうか。