9月のご命日法要がありました
本日の宗教の時間に、ご命日法要が開かれました。
本日は、本願寺派布教使、願明寺のご住職でいらっしゃる田中秀哉先生をお招きしてご法話を拝聴しました。
「煩悩」とは、自己中心性と考えることができます。「多様性」や「寛容」からかけ離れているものです。仏さまは、私たちの中のそんな煩悩の存在に心を痛めながらも、それでも救いの手を差し伸べようとされているのです。
自分のことが好きな人、逆に自分のことが嫌いな人。私たちの中にはいろいろな人がいますが、仏さまはどんな人でも大切なのですよとおっしゃっています。自分のことを好きになれない人、大切にできない人でも、自分には必ず何か強みがあるはずです。たとえば、「動作が遅い」というような自分の中のネガティブな部分は、見方を変えれば「作業が丁寧」というように、ポジティブにとらえることができます。このように考えれば、自分にも何か強みがあるということに気づくことができ、自分のことを好きになり、大切にできるようになるのではないでしょうか。
自分のことを好きになれない人は、他人に対しても攻撃的になったりしてしまうものです。人との大切な出会いは人生を豊かにしてくれます。自分の人生を心豊かなものとするために、まずは自分を好きになること、自分を大切にすることから考えてみましょう。