4月のご命日法要がありました
4月の「ご命日法要」が行われました。
新年度最初のご命日法要となった今日は、本校の巣河教諭(宗教担当)から「宗教教育の意義」についてわかりやすく話しました。
私立の学校である本校には、公立にはない「建学の精神」というものがあります。そして、その教育は「平等」「寛容」「利他」といった浄土真宗の仏教精神によって貫かれています。
今回の法話は、「ここで言う『利他』とは何なのか?」に焦点を当てたものでした。
【法話の内容】
仏教では、他人のために何かしてあげる(してあげようとする)ことを「お布施」といいます。ですが、「お布施」にはお金などとは関係のない「無財の七施」と言われるものがあります。相手を穏やかに見守る「眼施」、優しい表情で相手を見る「和顔施」、優しい言葉をかける「愛語施」、自らの体を使ってまで他人に尽くす「身施」、他人に対して十分な気配りをする「心施」、自分の位置を他人へ譲る「床座施」、住む場所を他人へ施す「房舎施」。みなさんも、今日から「利他」をいろんな場で実践してみてください。人にされれば自分もしたくなるものです。みなさんから「利他」の行為を受けた人は、きっと自分も「利他」の行為をしたくなるはずです。この連鎖が広がると素晴らしいですね。