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マナーが幸せを招きます

この前のゴルフの大会で、優勝が期待されていて、最終日もがんばっていた石川遼選手なのですが、観客の心無い携帯電話によるカメラ撮影のために、集中力が途切れてミスをしていまい、それが優勝を逃すところまで影響してしまったという記事です。

石川選手は、野球の松井秀喜選手や、同じゴルフの宮里藍選手と同じように、調子がよかった時も悪かった時も、どんな時でもインタビューに応じる、とても立派な選手です。その石川選手が怒りをあらわにしたというのですから、それだけプレーに集中し、優勝をめざして一生懸命がんばっていたのでしょう。

ゴルフの試合の時、選手がボールを打つときは、観客は静かにするのがマナーです。ゴルフの大会をテレビなどで観たことがある人はわかると思いますが、『Be Quiet.(お静かに)』という看板をもって、お客さんに呼びかける係の人がいるくらいです。

確かにファンだったら、石川選手がボールを打とうとする姿は写真に撮りたいと思うかもしれません。しかし、それはマナー違反であることは、試合会場に来た時からわかっているはずです。それを、自分勝手な思いで平気でシャッターを切る・・・そのことが石川選手の優勝をだめにしてしまったことに対して、どう責任をとることができるのでしょうか?

みんなの学校生活の場でも同じことが言えるのではないでしょうか? 「このくらい別にいいだろう・・・」という甘い自分勝手な気持ちがあると、授業に集中することができなかったり、掃除に前向きに取り組めなかったり、不要物を持ってきたり、生活日記を出さなかったりなどといった行動につながってしまうのです。

そして、そういった行動は、一生懸命がんばろうとしている仲間の気持ちを踏みにじってしまうことになります。そして、それは学級に広がり、学校生活は楽しくないものになってしまうのです。

そんな良くないことが続いて起こることを『負の連鎖』といいます。だから、少しでも早く『負の連鎖』を断ち切って、正直者がバカを見ない環境を作っていくことが大切なのです。

『負の連鎖』を断ち切るコツは、前の学級通信で話しました。そして、昨日19日(月)は、今までの良くないことを『Reset(リセット)』して再スタートする日でしたよね!

その気持ちは、何人かの生活日記の中にも書かれていましたし、仲間のことを思う言葉や行動もいくつか見られました。体育の着替えで開始が遅れた掃除にも、少ない時間でもがんばろうとしている人が何人か見られました。

なかなか『Reset(リセット)』したくてもできない人・・・まずは、『心』を変えてみましょう! そして、いい言葉をいっぱい口にしましょう! それがスタートラインです・・・

(中学校1年2組学級通信『PEANUTS ~ココロツタエ~』第121号・10月20日発行 より)