年長組 金華山登山
職員の方の話に身近な自然や山の生き物への関心が高まったようです
急に朝晩と寒くなり、曇り空が広がる日が続いています。金華山に登る前日、子ども達は「明日は雨が降るってママが言ってた。金華山行けないかなぁ・・・」と心配そうに空を見上げていました。
今日は子ども達の思いが届き、秋空の下、金華山登山に出かけることができました。出発する前、子ども達と〝友達と声をかけ合いながら頑張って登ろう〟という目標を決めました。そして、さらに元気パワーがでるように、運動会で着用したグループＴシャツを着て出かけました。
到着するとまず、岐阜森林組合の方から、山に生息している動物や鳥、ドングリの種類など、さまざまな山の自然についての話を聞きました。子ども達の驚きの歓声が上がったのは、食べられるドングリがあるということを教えてもらった時です。話を聞いた後、職場体験に来ていた男子中学生から、ドングリで作った〝となりのトトロ〟をプレゼントしてもらいました。手にそっとのせてもらうと「ありがとう！」と顔がほころんだ子ども達。
山全体に、みんなの元気な「エイ、エイ、オー」の掛け声が響き渡り、いよいよ張り切って山登りに出発です。登り始めてすぐに「山って何で暗いんだろう？」「分かった、木がいっぱいだからだ！」「あっ、ちっちゃいドングリ見つけた」など、歩きながら自然の不思議さやおもしろさを感じ、会話を楽しみながら進んでいきました。だんだん疲れが見え始め、しゃべり声が聞こえなくなり、歩くペースが遅くなってしまった子もいました。そんな友達の様子を気にかけ「〇〇ちゃん、〇〇君頑張れ！」と励ます声が聞こえてきたり、「手をつないで歩こう！」と優しく手を差し伸べたりと、心温まるかかわりが見られました。友達の応援もあり、全員が頂上まで無事登りきることができました。
岐阜城を見学し、〝幼稚園見えるかな？〟と展望台から見える眺めを満喫した後、お弁当を食べ、下りはロープーウェーに乗って下山しました。
「頑張るぞ～！」最後の力を振り絞って、頂上を目指します
「おいし～い！」お外で食べるお弁当は格別です
