年長組 クッキング
「どうやって洗うの？」友達の様子をドキドキしながら見つめます。
お泊り保育に向けての活動で、カレーライスを作る時の不安を口にする子がいました。「お野菜の皮むきできるかな？」「包丁使えるかな？」それを解決するため、大学のお姉さんと一緒にじゃが餅作りをすることにしました。３月末から育ててきた大切なじゃがいもを袋に入れ、ウキウキ気分で出発！調理室に着くと、たくさんのお姉さん達に迎えられ、嬉しいような恥ずかしいようなそんな表情を浮かべていました。
エプロンと三角巾を身につけ、手洗いを済ませると、いよいよクッキング開始です。まずは、洗ったじゃがいもの皮をピーラーでむきました。初めは心配そうな顔の子ども達ですが、手の添え方やピーラーの持ち方を教えてもらってできるようになると、皮むきに夢中になっていました。芽を取るのは難しかったので、そこはお姉さんと一緒に行ったのですが、穴が開いたじゃがいもを不思議そうに見えている子がいました。「何で穴を開けるの？」「ここは食べられないんだよ。」疑問を解消してすっきりしましたね。皮をむいた後は、包丁で切りました。ここでも先生は大学生。手を添えて教えてもらいました。次は、じゃがいもをゆがきます。お鍋の中のじゃがいもを見てひとこと、「じゃがいもが踊ってる。」子ども達の発想は面白いですね。ほかほかのじゃがいもは、マッシャーでつぶしました。「ひとり何回ずつにする？」「４回。」そんな会話をしながら楽しんで手を動かしていました。次は、手で形を作ります。粘土とは違うじゃがいもの感触に大喜び！丸やハート、四角など思い思いの形を作っていました。最後は、フライパンで焼きます。「いい匂い。」どのグループからもこの言葉が聞こえてきました。お腹はどんどんすいていきます。フライパンを覗いてできあがりを待ちました。「できた！」「もう食べていいの？」お皿に盛り付けて、いただきます！ひと口食べた瞬間、子ども達は「おいしい。」と、にこにこ笑顔になりました。
幼稚園に帰る途中には「あー、楽しかった。」「今度はカレーライスだよね？」こんな会話が聞こえてきました。お泊まり保育のカレー作りもきっと大丈夫ですね。
両手で形を整えます。「どれくらいにする？」「大きいのがいいなあ。」グループごとに楽しく作りました。
「おいしい！」「もっと食べたい。」自分達で作ったじゃが餅の味は格別でした。
