年長組 田植え(2022.6.16)
朝一番に土踏みをしました。水を入れた田んぼに足を踏み入れると、子ども達の表情が笑顔から驚いたような顔に変わりました。今までに体験したことのない感触だったのかもしれません。足を動かそうとすればするほど、土の中に沈んでいきます。全身に力を入れ、足を持ち上げていました。
午後からは、待ちに待った田植えです。ケースから出した苗を手に持ってみると、想像よりも短かったようで「小さいね。」と、つぶやく声が聞こえてきました。ギュッと握ると折れてしまいそうな苗をそっと握る手からは、優しさが伝わってきました。一人一人に手渡していると、根元に付いている米粒に気がついた子がいました。もみまきをした時のものだと知ると、成長を感じたのか、不思議そうに根っこから先端までを見つめていました。
田植えは、2回ずつ行いました。土踏みと同様に土に足を取られていましたが、バランスを取りながらしゃがんでいました。2回目になると自分の力だけで植えることができた子が多く、子ども達の学ぶ力に感心しました。ここからどのように変化していくのか、みんなで様子を見守っていきたいと思います。