国語の授業では、言葉を手がかりにして、それぞれの考えをみんなで話し合い、論理的に考える力を身に付けていきます。「みんなで考えるから楽しい」授業を目指しています。そして、「付けたい力」を付けるのにふさわしい言語活動を通して、自分なりのものの見方や考え方を形成し表現していきます。例えば、物語文で読み取ったことを学級の仲間と「音読劇」で発表したり、説明文で学んだ伝え方を使って調べたことを「紹介文」でまとめたりして、楽しい学習を積み重ねていきます。

社会科の授業では『なぜ？』『どうして？』の気持ちを大切にしています。自分の疑問に思ったことを、実際のフィールドワークやコンピュータを使っての調べ学習を通して解決していきます。資料から課題解決のカギを見つける鋭い分析力も身に付けていきます。また、自分の考えを、学級の仲間と比べたり、つなげたり、広げたりして学習を重ねていきます。社会科の授業を通して、自分で判断する力や自分の考えを発信する力の定着を目指していきます。

算数の時間は答えが見つかる楽しさが1番の魅力であることはいうまでもありません。正しく計算ができたとき。素早く答えを導き出したとき。もやもやしていたものがスッキリしたときなど、算数の時間にはドキドキ、ワクワクがたくさんあります。本校では速く正しい答えを求めるスキルを身につけることはもちろんですが、生活の事象と結びつけながら、数学的な考え方や数理的に処理することのよさを味わえるような授業展開を工夫しています。算数好きの子が一人でも増えるように一人ひとりの考え方を大切にした授業をしています。

「なぜだろう」「不思議だなあ」　この思いこそが、理科学習のスタートです。目の前にある自然と素直な気持ちで向き合い、自分の目で見て、においをかいで、手でふれてみる。「調べてみたい！」という意のもと仲間や先生と一緒になって今までに学習したことを手がかりにして、方法を考え、工夫して自然の不思議を解き明かすのです。うまくいかなくても大丈夫。自分の力で苦労して学ぶ過程にこそ、「そうだったのか」と実感できる学習があります。

生活科では、具体的な活動や体験を通して自立し生活を豊かにしていこうとする姿を大切にしています。アサガオやミニトマトなどの植物の栽培による継続学習や、校外でのフィールドワークも行い学習を進めます。活動の中で、その面白さや不思議さに気付いたことを仲間と話し合い共有し、自分自身の可能性に気づき、一人ひとりが意欲と自信を持って学び、生活できるように授業を進めています。

音楽科の楽しみは、表現する喜び、仲間と合わせる喜びです。歌声や楽器の音色が響き合い、調和することの体験を通して、リズムの心地よさや旋律のもつ味わい、響き合いの美しさを学びます。日本の伝統的な音楽にも積極的にふれ、実際に琴や三味線の演奏を体験していきます。

感動したことや自分の作りたい物、描きたいことが思い通りに表現できたらどんなに楽しいでしょうか。個々の発想を大切にしながら、表現を支える技能の習得にも配慮します。図画では、身近な遊びや生活の絵を描いたり、本を読んで心に残った場面の絵を描いたりします。また、工作では、段ボールや布や木などの色々な材料を使って、素材を生かした作品を作ります。そして、カッターナイフや小刀、彫刻刀、のこぎり、金槌などの道具の使い方を身につけていきます。

体育科の喜びは、なんと言っても体を動かす心地よさ、生涯体育の基礎として走る・跳ぶ・投げるなどの基本的な力を伸ばしていきます。ゲーム形式の学習では、仲間と力を合わせることで協調する気持ちを養い、保健的な学習では自分の体について知り、健康で安全な生活のために工夫を学びます。大学の体育専修の学生や先生の指導を受けた授業も展開しています。

家庭科学習では、衣食住の視点から日々の生活を見つめていきます。それぞれの領域においての技能習得にも重点を置き、作品作りや実習を通して学習を進めます。また、教育学部との連携を図りながら食育に関する学習を展開しています。

英語には、「聞く・話す（やり取り・発表）・読む・書く」の５つの領域があります。本校では、卒業時に英検４級取得を目指し、１年生からネイティブの英語に慣れ親しみ、スモールステップの中で力をつけていきます。どの子もネイティブの発音を集中して聴き取り、英語を聴き取る力は６年間で大きく伸びていきます。授業の中での会話やプレゼンテーション、実用英語検定などを通して、定着度を確認していきます。

情報（コンピュータ）の時間には、コンピュータ操作のスキルアップはもちろんですが、情報モラル・プレゼンテーション・プログラミング等を学んでいきます。また、情報端末iPadを活用して、写真加工・動画編集や新聞作りなども体験していきます。