先輩たちからのエール
- 東京大学・理科Ⅰ類在学中
藤垣 匠さん -
附属中学校は少人数の学校で、私が在籍した頃には1学年が34名(1クラス)しかありませんでした。 けれども、そんな家族のようなアットホームな雰囲気の中、みんなとても仲が良かったように思います。 クラス行事や学校行事での団結には、附属ならではのものがありました。 私は中学校の頃から理系への進学を考えていましたが、附属中学校は英語教育に力を入れている学校だったので、私も自ずと英語を頑張りました。 頑張ったというよりは 附属中学校がそういう環境だった、と言った方が正確かもしれません。 英語は生涯ずっと使っていく言語なので、附属中学校で本物の英語を学んだことは、私にとってとても大きな意味をもつと思います。 学ぶときは全力で学び、遊ぶ時も全力で遊ぶ。どんなことに取り組むにしてもメリハリをつけることが何より大切であり、次に向かうエネルギーを生み出してゆくのだと思います。
- 名古屋市立大学・人文社会学部人間科学科在学中
西辻 涼馬さん -
附属中学校には。とにかく行事が多かった記憶があります。 4月の遠足、7月の宿泊研修、9月の文化祭と体育祭、10月の球技大会、加えて宗教行事などがありました。 とにかく毎日が充実していたように思います。 また、英語教育に力を入れているのも附属中学の特長でした。 英語の授業数はとても多く、オーストラリア研修やパソコンを使っての英語教育など、様々な角度から英語力を高めるようカリキュラムが組まれていました。 これら附属の特長は、今の自分形成にも大きく作用したと考えています。 様々な行事を通しての友人とのつながりは、今も続いていますし、何より英語を使うことに対する躊躇はなくなりました。 中学での教育が将来にも繋がっていく、それが附属中学の最大の特長だと思います。
- 岐阜大学・医学部医学科在学中
森 貴之さん -
振り返ってみると、附属中には学ぶための環境・機会が数多くあり、御命日法要などの仏教行事では、命の尊さに気付く事ができました。 「以和為貴」、自信の将来を考えたとき、これ以上の教えは無いと思います。 また、少人数教育ということで、先生との距離が近く、きめ細かい指導によって、私は2年生までに英検・漢検2級を取得することが出来ました。 おかげで、オーストラリア研修はとても有意義なものとなりました。 何よりも大切なのは生涯付き合っていけるような友達を見つけ、一度きりの中学校生活を楽しく過ごすことです。 勉強より大切なことは、たくさんあります。 この附属中で、尊敬できる先生に出会い、最高の仲間と過ごした3年間は、色あせることなく私の中で輝き続けると思います。
- 名古屋大学農学部生物環境科学科進学
田口 文音さん -
私が中学時代に一生懸命に取り組んだ教科は英語です。聖徳は英語教育に力を入れていたので、知らず知らずのうちに単語や文法を身につけることができました。高校に入った時に、聖徳で学んで当たり前だと思っていたことを、皆知らなかったことに驚きました。高校では英語が得意であることにかなり救われました。英語が得意だと、最も成績が安定すると言われているからです。中学校で学んだ英語は高校に入ってからもかなり役立ったと思います。附属中学校の校風は、厳しい規則によって生徒を縛るのではなく、一人一人の個性を伸ばして行くといったもので、文化祭や体育祭では、毎度、それぞれの才能に驚かされました。先生と生徒、また、生徒と生徒の関係が良好であるからこそ、皆が輝けるのだと思います。私自身も中学時代、様々なことに興味を持ち、それを深めて行けたのは、この自由な校風によるものだったのだと感じています。聖徳に入ったことがその後の人生をうまくいかせるための潤滑油になると思います。
- 筑波大附属高校進学
北川 紗英さん -
附属中での3年間を振り返って、まず最初に思い出すのは、最後の秋桜祭です。私は生徒会長として企画・運営に携わり、新しい企画にも挑戦しました。それは、不安ばかりの中での挑戦でしたが、そんな私たちを支えてくださったのは先生方でした。もちろん、先生方が私たち生徒の挑戦を支えてくださったのは、この時ばかりではありません。勉強面でも、英検・漢検・数検をはじめ、3年間様々なことに挑戦してきましたが、その一つひとつは附属中学の環境や先生方の温かい応援があったからこそ、乗り越えられたものです。附属中学は、生徒に新たなことに挑戦する機会を与えてくれ、それを全力でサポートしてくれる素晴らしい場所です。私は附属中学で多くの挑戦ができたことで、たった3年間ですが、一回りも二回りも成長できたように思います。その挑戦が成功しても失敗に終わっても、挑戦することに意味があるのだと教えてくれたのは附属中学であり、附属中学の先生たちでした。その姿勢が自然と受験に繋がったのではないかなと思います。少人数教育、教科センター方式、英語学習、ノーチャイム、多彩な行事、家族のように温かい仲間や先生方。附属中学には他の学校には無い魅力が沢山あります。そして、附属中にいるからこそできる経験も多くあります。それらすべての経験が附属中学での3年間をより充実させてくれ、私を変えてくれました。私はそんな附属中学が大好きですし、附属中学を卒業できたことを誇りに思います。
- 大阪医科大学 医学部在学中
白木 宏長さん -
何と言ってもオーストラリア研修が一番心に残っています。自分の学習してきた英語が外国で通用するという感動と興奮は今でも忘れられません。もっと英語を学んで流暢に喋れるようになりたいと、あの時以来、本気で考えるようになりました。私にとってオーストラリア研修は、英語を一生懸命勉強するようになる分岐点だったように思います。附属中学校は少人数教育を重視する学校です。先生は生徒の性格や人間関係などを把握した上で、適切なアドバイスをくれたりします。とても温かな三年間だったように思います。
- 岐阜県立大垣北高校進学
浮田 悠さん -
朝6時に起きてスクールバスに乗り、授業を受け、オープンセミナーに参加し、バスで家に帰る、それが私の3年間でした。この生活にはたくさんの思い出があります。その中でも最も印象に残っているのはオープンセミナーです。セミナーでは毎日、帰りのスクールバスが出発するまでの1時間半、先生に授業でわからなかったところを質問したり、友達と教え合ったりしてきました。時には受験に対する不安を先生に聞いてもらったりしました。セミナーが行われていたラーニングセンターは居心地がよく、大好きな場所です。また受験直前には講義式のセミナーもスタートしました。先生は様々な形で対策をしてくれたので、安心して勉強ができました。先生や友達は精神面でも私を支えてくれました。聖徳は先生と生徒と学校が全て一つになった温かい場所でした。そのような素晴らしい環境の中で生活できて本当に幸せです。この学校で仲間と学んだことは、一生忘れないと思います。
- 岐阜県立岐阜高等学校進学
岸田 笑花さん -
私は小学4年生の時に聖徳に進学しようと自分で決めました。地元とは違う環境で学びたかったからです。入学するまでは、友達もゼロからつくることになる生活に少し不安もありました。しかし、入ってからは聖徳特有の温かさに不安は吹き飛びました。おかげで友達もすぐにできました。 聖徳に入ってからの私は成長しました。特に大きかったことは、生徒会執行部に入ったことです。たとえ推薦されてもやろうとしなかったような小学生の頃の私と比べると、自ら立候補したことは大きな変化です。この経験を高校生にも生かしたいと思っています。 聖徳では、自分の力を最大限に発揮できる機会がとても多かったです。オーストラリア研修や文化祭と体育祭を兼ねた秋桜祭もその一つです。 多くの経験をさせてくれた聖徳に、とても感謝しています。
- 龍谷大平安高校進学
岩田 真奈さん -
私はこの中学3年間、部活動と学習の両立をはかるよう頑張ってきました。 中学1年から3年の夏までの間は、私が所属していたバドミントンの練習や、小学生の頃から通っている地元の練習があり、なかなか学校以外での学習時間を作るのが難しかったです。定期テストの1週間前になると練習をテストが終わるまでやめて、その1週間でいままであまり学習できていなかった分を一気に学習する、という生活でした。成績が多少落ちてしまったときは、休み時間などで英語の単語をおぼえたり、数学の問題を解いたりしていました。 中学1年から3年の夏までやっていた生活はすごく大変で忙しかったですが、とても充実した毎日を送れたのではないかと思います。 中学3年の夏が過ぎ、中体連が終わった頃から私は受験勉強を始めました。中体連が終わったので受験が終わるまでの間、バドミントンの練習には行かず、その時間を勉強に使いました。 私は私立高校が第一志望で受験するため、受験までの時間は短くて勉強はしているけど、合格できるのかすごく不安でした。 でも放課後に8時頃まで学校に残って一緒に勉強しようと誘ってくれた友達がいて、数学をわかりやすく教えてくれました。先生も、仕事が残っていたり、帰って家で休んでいても良い時間なのに、私の勉強に付き合ってくれました。その時、私は一緒に勉強する友達がいて、支えてくれる先生がいるから絶対に第一志望の高校に合格したいと思えるようになり、自然と不安はなくなりました。 そして、自分の行きたい高校に合格した今、附属中学でできた友達や先生には感謝の心でいっぱいです。私はこの学校で3年間過ごすことができて良かったです。
- 岐阜県立大垣北高等学校進学
村瀬 明日香さん -
3年前、新しい世界への期待と不安が入り混じった気持ちで迎えた入学式。あの日から、私の聖徳生活が始まりました。 1年生。周りは見知らぬ子ばかりでした。それでも、京都研修や校外研修を通して、少しずつ、お互いを理解していきました。そして文化祭では「よいステージにしたい」という思いで練習に取り組む中で、みんなで一つのものを創り上げていく喜びを実感しました。時に、仲間と衝突し、お互いを傷つけあってしまうこともありました。その時は先生が、幼い私を見守ってくださいました。毎日、私が日誌に書く一言一言に耳を傾け、受け止めてくださいました。私が進むべき道を、そっと、指示してくださいました。先生の言葉に、私がどれほど支えられたかわかりません。 2年生。部活動や生徒会での活動など、自ら様々なことに対して「やってみよう」という姿勢で取り組みました。こうした気持ちで、物事に向き合った日々から得たものはたくさんあり、それらは全て、私のかけがえのない財産です。この1年を通して、私はこの学校の一員としての自覚を持ち、自分の言行に責任を感じるようになりました。 そして、3年生。この学年でみんなをまとめ、先輩として引っ張っていくことの難しさを知りました。上手くいかない時は、先輩方の姿を思い出しました。部活内の誰よりも練習を重ね、常に、周りの人への感謝を忘れなかった先輩、放課後、学校に残り、黙々と机に向かっていた先輩――思い出されるのは、どんなことにも決して屈しない、強い先輩方の姿であり、また、周りの人を気遣う、優しい先輩の姿でした。 私はこの3年間、たくさんの仲間、家族、そして先生方に支えられてきました。この聖徳で出会えた全ての人が私の宝物であり、今より更に成長した私になって、この人達へ大きな感謝を伝えていきたいです。
- 愛知県立名古屋南高等学校進学
岩田 未夢さん -
公立高校に通っている今、改めて附属中という存在の大きさと附属中の素敵さを感じさせられます。 附属中には行事がたくさんあります。 毎年、遠足や秋桜祭、校外研修や合唱祭、耐久ウォークなどがあり、同学年だけでなく、上級生や下級生との関わりをたくさん持てる行事ばかりです。 修学旅行ではオーストラリアに行きます。 高校の子にその話をするととても驚かれますが、とても自慢できる事です。ホームステイをするので、自分の英語力を試すことが出来ました。 また、観光もたくさんさせて頂き、初めての海外を有意義に過ごすことが出来ました。 そして、先生方がとても親切です。 私たちが理解できるまで、真剣に丁寧に教えてくださいます。 私は、受験前は夜遅くまで学校に残って勉強をしていたのですが、嫌な顔一つせず教えてくださいました。 私は愛知県の公立高校を受験したのですが、先生方にとって初めて事だったので、分からない事などたくさんあったかと思いますが、そんな中でも一生懸命考え、助けて頂きました。 私にとって附属中で過ごした3年間やその中で出来た仲間たちは一生涯の宝物です。 みなさんも、聖徳という素敵な学校で、一生涯の仲間となる子を見つけてみてください。
- 名古屋大学教育学部付属高校進学
森川 真晴さん -
入学式の日は朝から緊張していたのを、今でも覚えています。学年に知っている友人は誰一人いなかったからです。そして、在学している3年間には、随分いろいろな変化がありました。まず、校舎が建てかえられました。ノーチャイムで授業も60分授業になりました。教科センター方式の授業が本格的にスタートしました。ランチルームで給食が始まりました。けれども、変わらないもののおかげで、私はすぐに馴染むことができました。変わらないもの・・・。それは先生と友達です。理科同好会を一緒に立ち上げた理科好きの後輩たち。本ばかり読んでいた私に、いつも人懐っこく話しかけてくれた友人たち。勉強だけでなく、人間にとって大切なものが何であるかを教えてくれた先生方・・・。 私にとって附属中学校は、自分のやってみたいことが何であるかに気付かせてくれる学校でした。人にとって大切なものが何であり、将来どんな夢に向かって歩むべきかを全力でサポートしながら教えてくれる、それが附属中学校の良さだと思います。