本園は仏教精神を基調とし、子ども一人ひとりのいのちを大切にするとともに、一人ひとりの可能性を尊重し、将来を逞しく生きる力の基礎を培う教育を目指しています。
幼児期の発達はめざましく、心も体も大きく成長していく時期です。お友達との関わりを通して人間関係の基礎を学んだり、いろいろな遊びや経験から気付いたり、感動したり、あるいは挑戦したり、興味をもって取り組んだりするなど、社会と関わる人として生きていくための基礎を身につけています。
本園では子どもたちの遊びを大切にしています。園での生活は、遊びを中心とした「子ども主体の保育」を心がけると共に、環境を整え、子ども自らが好きな遊びに取り組む中で、充実感や満足感が味わえるよう支援しています。教師は子どもの行動に温かい関心を寄せ、一人ひとりに応じた指導をしながらその子の育ちやその子らしさを丁寧に捉えるようにしています。
また、幼稚園での教育が小学校以降の学習の基盤となることから、幼稚園教育要領(平成29年3月告示)が定める幼児期の終わりまでに育って欲しい姿を意識し、以下のことを大切にします。
・「聞く力」や「我慢する力」を育てること
・集団生活のルールや約束を守ること
・いろいろな環境に触れる中で興味や関心を抱き、探究心をもつこと
・生活の中で友達と協同して遊ぶ経験をたくさんもち、よりよいものを目指そうとすること
幼児期の終わりまでに育って欲しい10の姿.pdf
本園は大学の附属幼稚園としての特色を生かして、施設の共有、附属学校間の交流、将来、教員を目指す学生に実践や学びの機会を提供したり、園の教師が大学の教員から専門的な指導や助言を得たりするなど、教育活動の充実を図ってまいります。
一人ひとりの子どもの幸せを願い「明るく さわやかで 活力のある附属幼稚園」となるよう、教育活動を園と家庭がそれぞれの力を発揮し、協力して園の運営を進めてまいりますので、よろしくお願いいたします。