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教職員メッセージ

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数学科より

私たち数学科の教員3名は、数学が好きになるように、生徒の声と笑顔を引き出す授業作りを心がけています。

●学ぶことに興味関心を持ち、問題解決に向けて見通しをもって、粘り強く取り組む力が身に付く授業を目指しています。

●学んだ知識がつながり、「わかった!」「おもしろい!」と思える授業を目指しています。

●仲間とともに学び、考え、新しい発見や発想が生まれる授業を目指しています。

●自分の考えを言葉にし、仲間に伝え、深める授業を目指しています。

また、学習内容を確実に身に付けることができるようにティーム・ティーチングを活用し、個に応じた指導の充実も図っています。

そして、放課後のオープンセミナーも本校ならではの教育活動で、数学のオープンセミナーはいつもたくさんの生徒が活用しています。宿題となっている問題集を解いたり、授業で分からなった問題を先生に質問したり、数学検定の過去問題を解いたり、それぞれの学習に取り組んでいます。

生徒たちの「調べてみたい」「作ってみたい」「研究してみたい」と、探究する気持ちを掻き立てる「パッケージ学習」や「自由研究」も各学年に位置付けられています。毎年、生徒たちの作品が数学ゾーンを彩ってくれます。その作品を見た後輩たちが、数学の学びを受け継いでくれています。


理科より

 本校の理科では、学びのテーマとして「理科で世界の見え方が変わる!」ということを大切にしています。私たちの身のまわりには理科(科学)がたくさんあふれています。それらの科学現象を当たり前のものとして受け止めている人が多いのではないでしょうか。私たち理科教員は、そんな世界の見え方を、理科を通して変えてしまおうと考えています。

 理科授業が終わるたびに、少しずつ生徒のみなさん世界の見え方が変わっていく。そして、そんな変化を楽しめるような授業づくりを本校では目指しているのです。

 学校の勉強では、知識や技能の習得は欠かせません。しかし、本当の学びはそこから始まります。ひとりひとりが持っている知識・技能を総動員して考え、グループで意見を持ち寄り、協力しながら課題を解決できる力を身につけられるような授業を考えています。

 「課題解決」というと難しく感じる人もいるかもしれませんが、ふと「これってどういうことだろう?」と不思議に思うことは立派な課題です。そして「なぜだろう?」と思うことを解決するためには、理科だけではなく、数学、音楽等の教科との連携も必要になるかもしれませんよね。本校は専門の教科ゾーンに教科の先生が待機していますので、必要があれば、教科ゾーンへ行って、さまざまな教科の先生のサポートを受けながら、課題解決をすることもできます。


保健体育科より

 体育や保健について自分自身と向き合い、仲間と共に向上の心・自律する心を大切にした取り組みをする。中学生という大きな成長期に一人ひとりが向き合ってほしい基本です。保健体育の土台つくりは、将来の上級学校での学びにつながっていくものであります。 

 体育・スポーツは、「する・見る・支える・調べる」のいずれかが出来ます。その時々の体の具合いに応じて、出来ることに取り組む姿勢が大切です。授業では他人と比較はしません。仲間のより良い取り組みや動作を手本にしたりすることはありますが、他人と比べることに重きを置きません。以前の自分と比べて今はどうなのかに、焦点を置いてください。

3年間でより多くの種目に取り組んで行きたいと考えています。

 保健においては、生涯にわたって心身の健康の保持増進に役立つ知識をより多く学んで欲しいと思います。生活における健康・安全や、明るく豊かな生活を営む資質の向上に役立てて欲しいと思います。


社会科より

 社会科は、歴史や地理、そして現代社会における人々の営みを学ぶことを通して「社会」人として生きていく力を養う教科です。どうしても人物の名前や年号などの暗記が中心の科目だと受け止められがちな教科ですが、大切なのは、様々な歴史的出来事や地理的現象がなぜ起こったのか、どのようにして起こったのかという背景を考えることです。授業では、教科書やインターネットなどを使いながら「見えること」(写真や表などからわかること)から「見えないこと」(その事象の背景にあること)を考えることを通して、社会に出たときに役立つ思考力を育てることを意識しています。


英語科より

 本校ではかねてより英語教育特化を標榜し、20年近くにわたって様々な取り組みを重ねてきました。英検の合格を目指す授業を専用に設け、中学3年次にホームステイを含む海外研修を実施するなど、今も附属中学校の特色である教育の内容が受け継がれています。そして今から10年前、大きな転機が訪れました。中学校として教科センター方式を導入し、その結果、教科ごとの専門性を発揮しやすい環境を創り上げることができるようになりました。英語の学習は、言葉の学習です。言葉は道具であり、道具としての言葉を効果的に学ぶためには、音声・映像も多用しながら、「実感を伴った学び」を展開する必要があります。教科センター方式は、この環境面の充実に大きなアドバンテージがあり、生徒たちもより一層、英語を学ぶ雰囲気に浸りながら勉強することができるようになりました。さらに一昨年前からはタブレットPCの運用について研究を重ね、新しい形の学びにも対応しながら進化し続けています。


国語科より

 国語科では、定期的に新聞を活用した学習をしています。「今日のニュース」というプリントの学習で、自分が気になった新聞記事を切り貼りして、その記事の要約文と、自分が感じたことを書きます。最初は新聞を読むのにも慣れない人が多いですが、3年間続けると、次第に記事に対する意見も増えてきます。毎回真剣に書き続けていけば、文章をまとめる力と、自分の意見を持つ力がついてきます。

 新聞を読むだけでなく、作る活動もします。2年生の校外研修で、研修での出来事を一人一枚の小さな新聞にまとめます。事前指導として新聞社の方にレクチャーしていただくのですが、その効果もあって、現地の魅力がよく分かる、臨場感たっぷりの新聞が出来上がります。新聞社が主催するコンクールでは、最優秀賞(2年生)を獲得したこともあります。

 新聞を活用して、読む力や書く力を一緒に学習しましょう!