岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

研究会のご案内(R4.3.10開催「ルカ・パチョーリの『算術、幾何、比および比例に関する全集』における複式簿記の数学的構造/会計と数学との関連」)

岐阜聖徳学園大学経済情報研究所では、下記研究プロジェクトによる研究会を、下記のとおり開催いたします。研究会では講師お二人に講演をいただき、その後ディスカッションを行います。
ご関心のある方は、ぜひご参加ください。学外の方で参加をご希望の方は事前にお問い合わせください。

【日時】令和4年3月10日(木) 15時~16時30分

【実施方法】google meetによるオンライン https://meet.google.com/onc-jxbn-hcs

【研究プロジェクト】
・ルカ・パチョーリの『算術、幾何、比および比例に関する全集』(スムマ)における複式簿記の数学的構造(大成利広)
・会計と数学との関連(福田茂隆)

【講演①】
講師
岐阜聖徳学園大学経済情報学部 教授 大成利広
演題
スムマにおける複式簿記の位置づけと構造について
要旨
複式簿記は、500年以上そのシステムが変化することなく現代に至るまで使用されている。複式簿記の起源については、諸説あるが、世界で最初に出版物として紹介されたのは、ルカ・パチョーリの『算術、幾何、比および比例に関する全集』(スムマ)という数学書の中で書かれた複式簿記による帳簿の作成方法である。この数学書の中で、帳簿の作成法である複式簿記が集録された背景や現代の複式簿記と照らし合わせて、そのシステムについて検討する。

【講演②】
講師
岐阜聖徳学園大学教育学部 教授 福田茂隆
演題
Luca Pacioli の生涯と数学的貢献(after Kim Sung Sook and Khang MeeKyung)
要旨
ルネサンス期の学者 Luca Pacioli の生涯と、その著書「算術集成 (Summa) 」および「神聖比例」における数学的貢献を、Kim Sung Sook 氏と Khang MeeKyung 氏の共著論文から紹介する。