岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

「第5回子育て講座」を開催しました

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「第5回子育て講座」を開催しました

「お母さんの元気は家族の元気~身体測定、ストレッチ体操~」

看護学部専任講師 古澤 洋子先生

 日々、育児に励むお母さん。ほっと一息つく間もない事が多いと思いますが、ご自身の身体を労っていますか?

お母さんがにこにこしていると、子どもも嬉しいもの。お母さんがイライラしていると、子どもは"お母さん、どうしたのかな"と心配になり、小さいながらも気持ちは伝わるものです。

今回の講座では、毎日頑張るお母さんの為に少しでもリラックスできる時間を過ごしていただこうと、気軽に各々5秒でできるストレッチを教えていただきました。

― ストレッチの基本 ―

・ストレッチを行う時は、決して息を止めないこと。(筋を伸ばす時に息を吐く。)

・妊娠中の方は、医師の指示のもと行うようにする。

・無理をせず、筋を伸ばす際は自分が気持ち良く、心地良いと思う所までにする。

・身体が冷えている時よりも入浴後など身体が温まっている時に行う。

(就寝前に行うとより良い。)

ここからは、講座で実際に行った内容を一部ご紹介します。ぜひ、みなさんも試してみてくださいね。

・はじめに、30秒間自分の脈を測ります。

・次に、深呼吸を3回行った後もう一度脈を計測してみます。

いかがですか?

個人差はありますが、深呼吸をした後の脈拍が下がった方が多いのではないでしょうか?

この結果から、数回の深呼吸でリラックスでき、身体に変化が見られることがわかります。

現代人は、呼吸が浅い方がとても多くなっています。特に息を「吐く」という事を意識してみてください。

次のストレッチをしてみましょう。

・一度、手を胸の前で合わせてください。指の長さは左右同じ方が多いと思います。

・両手の指の長さを覚えておき、片手を手首のあたりから、1本1本指先へ向かってまんべんなくマッサージをします。その後もう一度手のひらを合わせてみると・・

いかがですか?

マッサージした方の指の長さが高くなっていませんか?

このように、わずかなストレッチや筋肉をほぐす事で筋が伸び、筋肉を柔軟にしてけがの予防につながったり、リラックス効果も得られるのです。

日頃のお母さんは自分の手荷物に合わせ、お子様の必要な荷物を持つ上に、お子様を抱っこする事も多いので肩や腰に負担がかかりやすく、凝りやすいと思います。

「今日はここの筋肉をよく使ったから、ほぐしてあげよう。」と1日の終わりに自分の身体を労ってあげてみてください。

子どもの健康・体調管理は気にかけますが、お母さんの身体も気にかけてあげる事。

"自分の身体は、自分で守る"ということは一生続きます。自分の頑張りをまず自分が認めてあげて、褒めてあげてください。

また、リラックスできる時間を作り、元気ににこにこ過ごしてくださいね。

と先生から多くの温かい言葉をいただき、講座が終わる頃には参加されたお母さんの表情も身体も緩んでいたかのようでした。

~参加されたお母さん方の感想~

「日頃できないストレッチができてよかったです。1時間という短い間だけでも、子どもを預けてリフレッシュもできました。」

「ストレッチ前後の変化は、身体が楽になった気がします。身体を動かしてみたくて参加しましたが、すっきりしました!」

みなさんもぜひ、1日の終わりに自分を労る時間を作ってくださいね。