岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

長良隕石落下、新たな目撃情報

 2022年2月10日、広島県在住の女性から、2018年に岐阜市長良で発見された「長良隕石」に関する新たな目撃情報が寄せられました。
 目撃者は情報提供者の母で、昭和12年生まれ、三重県津市に住んでいました。その方は、戦時中の夕方、津市の赤門さん(浄土真宗・正覚寺)で弟と紙芝居を見ていた時に、海側の空を右から左へと向かう赤く尾をひいた火の玉を目撃したそうです。情報提供者はこの話を子供の頃から何度も聞かされていたそうで、「長良隕石」に関係しているのではないかと連絡がありました。
 長良隕石の目撃情報に関しては、2018年4月に岐阜県在住の女性の方から、昭和19年の秋の日の夕方に岐阜市長良で、長良橋から雄総の方向へ向かう火の玉を見たという情報が寄せられています。
 今回の目撃情報は、戦時中、夕方という時期と時間帯については一致しています。2つの目撃情報が同じ出来事を目撃しているとすると、長良隕石の経路は長良橋と三田洞を結んだライン上であった可能性が出てきます。このライン上で、新たな鉄隕石が見つかるかもしれません。

川上 紳一教授のホームページで「長良隕石」を解説しています


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