保育者として一番大切にしたいことー初めての幼稚園実習に向けての講話ー
2018年10月19日(金)、こばと西幼稚園の日根野敬子先生によるご講話をいただきました。
本講話では、幼児教育学科第一部1年生の「教育実習指導」の一環として、初めての幼稚園実習を控えた学生に、幼稚園が実習生にどのような姿や取り組みを求めているか、様々な視点からアドバイスをいただきました。
こばと西幼稚園での例に沿って、幼稚園の施設・設備、年間行事や一日の保育の流れについてご紹介いただいた他、実習生が気を付けるべきことや、レパートリーに加えておくとよい手遊びなど、様々なことを教えていただきました。
長年保育者で主任として現場にたたれている日根野先生は、これから初めての実習に出る学生の不安や期待に共感しながら学生に語りかけ、学生も先生から聴ける「現場の生の声」に聴き入りました。
(講話で伝えていただいた言葉)
「挨拶は自分がしたつもりなだけではなく相手に伝わらなければらない」
「活動について子どもたちに説明するときには、たとえば見本は子どもたちが実際に手にするものの4倍くらい大きいものでないと子どもたちがわからない」
「子どもが逸脱行動をした場合も頭ごなしに叱るのではなく、そのような行動をした子どもの気持にまず共感することを幼稚園では大事にしている」
「実習生が遭遇した子どものトラブルは幼稚園の先生に速やかに報告することで、それを元に先生方が保護者にも説明でき、幼稚園と保護者との信頼関係につながる」
この授業を通じて学生は、「保育者とは、子どもや保護者、同僚など、相手の立場になって行動できる存在でなければならない」ということを強く感じることができました。
~参加した学生の感想~
・保育者は相手の立場から考えて行動することが重要だとわかった。
・理由があるということを念頭に子どもの行動について理解することが大切だと思った。
・子ども自身毎日新しい発見をして成長していくものであり、保育者は決して何かを強制するのではないのだと感じた。
【お問い合せ先】
岐阜聖徳学園大学短期大学部 岐阜教務課
TEL:058-278-0731
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