本学 教育学部 教授 稲垣良介が、NHK岐阜「まるっと！ぎふ」特集 水難事故防止学習に水難事故防止教育の専門家として、出演しました。

　新型コロナウィルスの影響により、水泳の授業が行われない学校があります。学校の水泳の授業の目的は、早く泳いだり、長く泳いだりするだけでなく、水難事故から身を守るための技能を習得させることも含まれます。水泳の授業が行われないことは、子どもたちにとって、水難事故防止対策上の貴重な学習の機会損失となります。

　我が国では、水難事故による死者・行方不明者が多く発生しています。また、子どもの水難事故による死者・行方不明者の発生場所の構成比は、河川が最も高く、次いで、海・湖・沼・池といった自然環境下の水域が続きます。清流に恵まれた岐阜県は、河川と親しむ機会に恵まれている一方で、全国的に見ても河川の水難事故が多く発生しています。

　本学教授 稲垣良介と中津川市立付知中学校、消防署は、中学生を対象にした付知川での水難事故防止学習を共同で行っています。

　NHKニュースまるっと岐阜「特集　水難事故防止学習」では、新型コロナウイルスの影響で河川での実習を行うことができない中、教室で実施した「水と安全に親しむための授業」の様子が紹介されています。

　ご家庭で水難事故に関する会話をすることは、子どもの水難事故を未然に回避する能力を高めたり、継続させたりすることが明らかになっています。夏本番を迎えるにあたり、ご家庭でのお子さんとの会話の話題に水難事故を取り上げてみてください。