岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

岐阜県教育委員会からのゲストスピーカーを招き授業を実施

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岐阜県教育委員会からのゲストスピーカーを招き授業を実施

2023年7月11(火)、経済情報学部3年次開講の教職科目において、ゲストスピーカーとして岐阜県教育委員会教育研修課の役正好様をお招きして授業が行われました。
経済情報学部では、「情報」と「商業」の高等学校教諭一種免許状を取得することができます。
Society5.0の時代を迎え、学生が高校に在籍した頃と比べ、教育現場も大きく変化しています。ICTの活用が求められる教育現場の実際をお話しいただきました。
役様は岐阜県の高等学校情報科教員の研修を担当されているため、実際に研修で使っている教材の一部を紹介しながら、情報科の学びについて説明していただきました。最近話題の生成AI(ChatGPT)を目の前で使って見せていただいたり、「マイクロビット」や「MESHタグ」等の教育現場で活用できる情報教材も紹介していただいたりしました。また、講師自身が教員を目指した理由や教員の魅力などについて具体例を挙げながら、教員を志す学生に対して熱の入った講義を展開していただきました。
学生からは、自分が高校生のときの「情報」と今の「情報」の違いや学生時代にどんな力をつけていくことがよいか等の質問があり、教育現場の実際を基に説明していただきました。


【学生の感想】
・「情報」の授業を担当していた教員から話を聞くことは初めてだった。想像していたよりも遥かに「情報」の内容は進んでいた。自分が高校生の時はワードやパワーポイント、タイピングなどが「情報」の授業のイメージだったが、今は小学生のうちからタイピングの授業があって、かなり進んでいると感じた。普段から使っているタブレットやスマートフォンなどもゲームやSNSだけではなくて、使い方を変えたら学習に使えるし、学習するためやノートをとれるアプリなどいろいろな機能があることがわかったので、大学生のうちに使いこなせるようになっておきたい。教師になったときは、時代に合った「情報」の授業ができるようにしていきたい。
・今回の講話を聞いて、「情報」を教えていく上で大切なことと、ICT活用による高等学校教育の環境を知ることができた。情報の共通教科が「情報Ⅰ」に改まったことはこれまでの講義を通して学習してきたが、その中身について確認していくことはあまりしていなかったので、どういった意図でその単元を取り扱うかということを理解することができた。特にプログラミングに関しては、プログラミングの習得を目指すわけではなく、プログラミングを通した思考力を身に付けるという点で、養われた思考力は学校内外を問わず社会で生きる力になる大切なことだと感じた。ICTの活用ではタブレット端末、電子黒板、プロジェクターが導入され、環境整備が広まっている中で、将来ICTを活用した円滑な授業を組み立てていくためにも、学生のうちからICT機器に触れ、自分自身の勉強にどのように役立てていくかを考える必要があると感じた。

【主な内容】
・Society5.0の時代に求められる資質や能力
・高等学校「情報」の各科目と学習内容
・ICTの活用
・教育現場で活用できる情報教材
・岐阜県立高等学校の学びの環境


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