デジタルトランスフォーメーション(DX)推進センターの説明(概要)
岐阜聖徳学園大学は、2022(令和4)年4月1日「デジタルトランスフォーメーション推進センター(略称:DX推進センター/英名:Digital Transformation (DX) Center)」を設立いたしました。
専任の教育・研究職員を配置するなど体制を整え、DX推進の地域インフルエンサーを目指して、次のような教育・研究に関する事業を行います。
- 数理・データサイエンス・AI教育の実践を中心としてDX人材を育成し、輩出します。
- DX推進に関して本学の強みを生かして地域社会に貢献します。研修等にはDXエヴァンジェリストを派遣します。-地域の学校教育・福祉DX、経済・ビジネスDX、看護・保健DXの推進
- 企業や自治体等から依頼を受け、データ分析、AI・データサイエンス応用等のプロジェクト受託、大学間連携研究等を行います。
- 社会のロールモデルとなるべく本学のDX(大学経営改革/大学入学者選抜改革/教育改革/進路指導改革等)を推進し、その成果と考え方を広めます。
新着情報
- 2023年11月29日芳賀DX推進センター長が岐阜市立長森中学校で「生成AI」について学ぶ授業を実施しました
- 2023年10月30日令和5年度 第1回 DX推進センター FD研修会を開催しました
- 2023年10月20日数理・データサイエンス・ AI教育強化拠点コンソーシアム第1回東海ブロック会議でポスター展示(セッション)を行いました
- 2023年09月13日芳賀DX推進センター長が一般社団法人 電子情報通信学会(基礎・境界ソサイエティ)の「FR誌ベストオーサー賞受賞者講演」に登壇しました
- 2023年08月09日芳賀DX推進センター長が一般社団法人 電子情報通信学会(基礎・境界ソサイエティ)のFR誌でベストオーサー賞を受賞しました
センター長あいさつ ~地域のDXを推進するインフルエンサーを目指して~

フォーメーション(DX)
推進センター長
芳賀 高洋
DX推進センター長の芳賀(はが)よりごあいさつ申し上げます。
本DX推進センターの名称である「デジタルトランスフォーメーション(DX: Digital Transformation)」は、企業やビジネスの文脈で語られることの多い言葉です。
そのため、一般の方はもちろん、学校教育やアカデミアの世界でも、あまりなじみがありません。おそらく、本学の経済情報学部以外の教職員に「DXを説明できますか?」と質問をしても、答えられる人はごくわずかでしょう。
デジタルトランスフォーメーション(DX)という言葉と概念は、2004年にスウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン氏とアンナ・クルーン氏が“45 Information Technology and the Good Life”という文書でDX仮説(学説)として提唱しました[1]。
しかし、ストルターマン氏らによるこのDX仮説は、哲学的で難解なことから、各方面で様々な解釈を生み、マスコミ等で一般が知るところとなると、「DXって仕事にパソコンとかネットを使うことでしょ?」などと、だいぶ矮小化されて伝わっている現状もあるようです。
経済産業省のDX推進ガイドライン[2]や総務省の情報通信白書等[3]によれば、DXとは、アナログ情報をデジタル情報に変換(デジタイゼーション)し、仕事のプロセスやモデル、組織構造の深部にまでデジタル技術を取り入れるなどして(デジタライゼーション)、新しい社会のモデル、組織のモデル、生活モデルを創出し、私たちの生活や社会そのものを「よりよく変革させること」(トランスフォーメーション)です。
本DX推進センターは、このDXの地域インフルエンサーを目指し、学内のDX推進教育・研究にとどまらず、地域のみなさまが、それぞれのご分野でのDXを実現するための支援を行うシンクタンクとして設立されました。
体制の中核に「AI・データサイエンス事業」を位置づけ、AIやデータサイエンスの専門研究者を配属します。
短期的には、その専門研究者を中心に、AI・データサイエンスを活用できる人材を育成、輩出することを目標とします。
中長期的には、地域の民間企業や自治体等のみなさまからご依頼をうけ、データ解析等を行ったり、特化型AIを開発したり、DX推進に関わる提言書等を作成したりする計画です。加えて、本学経済情報学部はもちろん、教育学部、外国語学部、看護学部、短期大学部と連携し、地域社会のそれぞれの分野におけるDX推進を支援するなど、社会貢献を果たすことを目標とします。
今回、本学の附属機関に「変革」を意味する「デジタルトランスフォーメーション」の名を冠したことは、身内である教職員から保守的と批判されることもある本学にとっては、大きな「挑戦」です。
本学園関係者のみなさんはもとより、地域のみなさまにも、ぜひ本DX推進センターの「挑戦」にご注目いただき、ご指導いただければ幸甚に存じます。
DX推進センター長 芳賀 高洋
(参考)
[1]エリック・ストルターマン・アンナ・クルーン“45 Information Technology and the Good Life - Information Systems Research Relevant Theory and Informed Practice “, https://www8.informatik.umu.se/~acroon/Publikationer%20Anna/Stolterman.pdf
[2]経済産業省:デジタルトランスフォーメーションを推進するためのガイドライン(DX 推進ガイドライン)Ver. 1.0, https://www.meti.go.jp/press/2018/12/20181212004/20181212004-1.pdf
[3]総務省:情報通信白書令和3年版「デジタル・トランスフォーメーションの定義」,
https://www.soumu.go.jp/johotsusintokei/whitepaper/ja/r03/html/nd112210.html
専任教育職員紹介(プロフィール・実績等)
![]() |
![]() |
職 名:准教授 研究分野:天文学・観測的宇宙論 天体望遠鏡で得られる膨大な宇宙の観測データを基に宇宙の成り立ちや進化過程を解明しようとしています。 教員紹介:大学Web Site / 個人Web Site |
職 名:教授 研究分野:データサイエンス、統計科学、経済統計学 研究内容の概要:統計データを基に、データの発生源である研究対象の 構造や特性を反映するための統計モデルを構築し、 それを用いて研究対象の分析や予測などを行っています。 教員紹介:大学Web Site |
デジタルトランスフォーメーション(DX)推進センター組織
