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岐阜新聞 真学塾⑧ 教育学部 保育専修 早矢仕 晶子

岐阜新聞 真学塾⑧

観ることを楽しんで

コラム  岐阜聖徳学園大学教育学部教授 保育専修 早矢仕 晶子

 中学生のあなたは、美術の授業でどんな活動をしていますか。絵の具を使って自分の考えを絵にしたり、粘土と格闘したりしているかもしれません。また、美術館に収められているような有名な作家の作品について鑑賞しているところでしょうか。

 図画工作や美術の授業では、「観ること」と「造ること」が深く関わり合う創造活動を楽しむことを目標のひとつと考えています。自分の表現したいモノを造り、興味を持ってモノを見つめるような美的活動は、授業だけでなく、誰もが日々の生活の中で様々なかたちで行っています。今回は、「素敵!」「かっこいい!」「おもしろい」などと心が動く美的活動を「観ること」に注目し考えたいと思います。

 普段の生活の中で、あなたの身のまわりにあるモノに注目し、「観ること」を実践してみましょう。自宅にあるお気に入りのモノや、通学路で見かけるちょっと気になるモノなど、いつもの景色の中にあるモノたちに焦点を当てます。ペンケースや、筆記用具などにあなたのお気に入りがあるならば、どんなところが好きなのか考えてみます。考える上での大切なことは、色や形、大きさ、重さや軽さ、素材や触り心地などの視点で観ることです。形が丸くて好き、触った感じがしっとりしているなど、自分が良いと思う点を整理します。なぜ良いと感じたのか、ぼんやりしていたことが整理できると、好みの傾向が分かり、自分の視点の良さにも気付くことができます。

 美術家で随筆家の赤瀬川原平氏は、仲間とともに視野を街にむけ「観ること」について考えました。街を観察し、そこにある少し普通ではないモノの発見を楽しむ中で、芸術について考え、『路上観察学入門』という本を書きました 。 美術の授業や日常の何気ない時間に、多くの素敵を見逃さない「あなたの目」を育てましょう。それは、誰もが望む心豊かに生きることへの一歩です。

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