岐阜聖徳学園大学 岐阜聖徳学園大学短期大学部

資格の取得

博物館学芸員資格

博物館学芸員課程

この課程は、博物館法第5条1項1号および博物館法施行細則第1章に基づく、博物館学芸員の資格を取得するための課程で教育学部学校教育課程国語・社会・理科専修内に開設しています。

博物館学芸員とは

「博物館法によれば学芸員は博物館における専門的事項をつかさどるものとされるが、具体的には、調査・研究、収集・保存、展示・教育という博物館活動の専門に関わる全分野にわたると理解される。(中略)その専門性の内容をまとめれば、個別専門科学の調査研究、資料の収集・保存・管理、展示を中心とした博物館教育活動の企画・実施であり、その性格は研究者であり、技術者であり、教育者である。つまり、学芸員には、多角的かつ複合的な専門性、資質・能力が要求される」
(『博物館学事典』<東京堂出版>による)。さらに近年では、生涯学習推進の上からも、博物館および学芸員の果たすべき役割が一層増大しています。

履修対象

学校教育課程国語専修・社会専修・理科専修の学生で歴史・文化財・考古学・民俗学・地理・文書典籍・美術工芸、または物理・化学・地学・生物などに関心が強く、かつ物事に熱心で持続性をもって取り組める人が履修対象となります。

履修を希望する学生は、1年次終了時に行われる「博物館学芸員課程履修希望者説明会」に出席し、選考を受けなければなりません。

修得単位

学芸員資格取得に必要な修得単位は次の通りです。

  • 1. 次表の「省令科目」に該当するものとして大学が開設している「生涯学習概論」・「博物館概論」・「博物館経営論」・「博物館資料論」・「博物館資料保存論」・「博物館情報メディア論」・「博物館展示論」・「博物館教育論」・「博物館実習」の9科目19単位は、全て修得しなければなりません。
  • 2. 次表の「その他関連科目」として開設している8科目中、国語専修及び社会専修の学生は「考古学」の2単位を修得、・「外国史特講Ⅰ」・「日本史特講II」・「国文学特講II」・「漢文学」の中から4単位を選択し、合計8単位を修得しなければなりません。理科専修の学生は「考古学」の2単位を履修し、「物理学II」・「化学II」・「地学II」・「生物学II」から4単位を選択履修し、合計8単位を修得しなければなりません。

博物館実習

「博物館実習」は、次に示す内容によって構成されます。

  • 1. 学内実習...大学が学内で基礎的な実習としておこなうもの。
  • 2. 学外実習...大学が学外において必要な見学・調査・踏査などをおこなうもの。
  • 3. 館実習...博物館に行って、実地に実習するもの。

※実習は、岐阜県をはじめ各県の公立・市立の博物館で行います。しかし、どの地域の博物館も、実習生の受け入れにはきわめて厳しいのが実情です。

履修科目(国語・社会専修)
  
省令科目 本学開講科目
科目名 単位数 開講授業科目 単位数 履修単位
必修 選択
生涯学習概論 2 生涯学習概論 2 2
博物館概論 2 博物館概論 2 2
博物館経営論 2 博物館経営論 2 2
博物館資料論 2 博物館資料論 2 2
博物館資料保存論 2 博物館資料保存論 2 2
博物館展示論 2 博物館展示論 2 2
博物館教育論 2 博物館教育論 2 2
博物館情報・メディア論 2 博物館情報・メディア論 2 2
博物館実習 3 博物館実習 3 3
その他関連科目 6 考古学 2 2
外国史特講Ⅰ 2 4
日本史特講II 2
国文学特講II 2
漢文学 2
履修単位合計 25単位
履修科目(理科専修)
省令科目 本学開講科目
科目名 単位数 開講授業科目 単位数 履修単位
必修 選択
生涯学習概論 2 生涯学習概論 2 2 2
博物館概論 2 博物館概論 2 2 2
博物館経営論 1 博物館経営論 2 2 2
博物館資料論 2 博物館資料論 2 2 2
博物館資料保存論 2 博物館資料保存論 2 2 2
博物館展示論 2 博物館展示論 2 2 2
博物館教育論 2 博物館教育論 2 2 2
博物館情報・メディア論 2 博物館情報・メディア論 2 2 2
博物館実習 3 博物館実習 2 3 3
その他関連科目 6 考古学 2 2
物理学Ⅱ 2 4
化学Ⅱ 2
生物学Ⅱ 2
地学Ⅱ 2
履修単位合計 25単位

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